「携帯電話って、どうやって処分したらいいの?」
「一般ごみとして捨てても大丈夫?」
そのような疑問を解決するために、この記事では携帯電話の処分方法を6つ、わかりやすくご紹介します。
この記事でわかること
- 携帯電話は無料で処分でき、状態が良ければ買い取ってもらうこともできる
- 自治体によっては公共施設、家電量販店などに設置された回収ボックスに入れるだけでOK
- 携帯キャリアショップでも回収してもらえる
- 決して一般ごみとして捨ててはいけない
携帯電話の処分方法を表で一気に比較
この記事でご紹介する「携帯電話の処分方法」を、ひとつの表にまとめました。メリットや注意点などを比較し、自分にあった処分方法を探してみましょう。
処分方法 | 方法 | 費用 | メリット | 注意点 | おすすめ |
リサイクル回収ボックスの利用 | 自治体や公共施設、家電量販店などに設置された回収ボックスに入れる | 無料 | 手軽に利用できる自治体や専門業者が確実に処分してくれるため信頼性が高い | データ削除が不十分だと個人情報が漏洩するリスクが残る一部地域では回収ボックスが設置されていない場合がある | データ消去を確実に行える人、手軽に処分したい人 |
携帯キャリアショップでの回収 | 携帯キャリアショップに不要な携帯電話を持ち込む | 無料 | 無料かつ安全に処分できる下取りによって新たに購入する携帯電話の価格を安くできる店舗スタッフによるサポートがあり、データ消去ができない人でも安心 | 営業時間内に訪問する必要があり、混雑時には待ち時間が発生店舗窓口でサポートを受ける場合はお金がかかる | 手軽に処分したい人、携帯電話の操作に自信がない人 |
不用品回収業者を利用する | 電話やオンラインで予約し、引き取りに来てもらう | 数千円(他の物品もまとめて処分可能) | 他の不用品とまとめて回収が可能重い家電や家具も回収業者が運び出してくれるため手間がかからない | 許可を得ていない違法業者に依頼すると不法投棄や高額請求といったトラブルに発展するリスクがある数千円の費用がかかる(ただし他の物品もまとめて処分可能) | 他の不用品と一緒に処分したい人、手間をかけずに処分したい人 |
携帯電話処分の専門業者に処分を依頼する | 電話やサイトで依頼し、回収に来てもらうか送付する | 料金が発生 | 確実にデータを消去でき、依頼すればデータ消去証明書を発行してもらえる手軽に申し込みが可能大量な携帯電話の処分にも対応してもらえる | 料金が発生する対応エリアや回収条件が業者ごとに異なるため、事前に確認が必要 | データセキュリティを重視する人、大量のスマホを処分する法人 |
中古携帯電話ショップ/リサイクルショップに持ち込む | ショップに持ち込み査定・買い取りを依頼する | お金がもらえる | 人気機種であれば高額で買い取ってもらえる古い機種であっても部品取り出し目的で買い取ってもらえる場合があるショップに持ち込むだけで買い取ってもらえる | 使えないスマホや古い機種は買取対象外となることがある買取価格が想定よりも低くなる可能性がある | 状態の良い携帯電話を処分したい人、手軽に携帯電話を売りたい人 |
フリマアプリ/ネットオークションで買い取ってもらう | フリマアプリやネットオークションに登録し、携帯電話を出品する | お金がもらえる | 人気モデル(比較的新しいiPhoneやAndroid)は高値で売れる可能性がある動作しない端末でも部品取り用として買い取って貰える場合がある自分で価格を決めたり購入希望者と価格交渉をしたりできる | 販売ページの作成や梱包、発送など手間がかかる人気のない機種や古い機種は買い取ってもらえない可能性がある購入希望者が見つかるまで時間がかかるケースもある | 少しでも高く売りたい人、自分で値段を決めたり価格交渉をしたりしたい人 |
それぞれの方法について、次章から詳しく解説していきます。
携帯電話の処分方法6選|メリットや注意点を詳しく解説
これからご紹介する処分方法は次の6つです。
- リサイクル回収ボックスの利用
- 携帯キャリアショップへの持ち込み
- 中古携帯ショップやリサイクルショップで買い取ってもらう
- 不用品回収業者の利用
- 携帯電話処分の専門業者に依頼する
- メルカリやヤフオクといったフリマアプリ・ネットオークションに出品する
どのような手順で処分できるのか、メリットや注意点とあわせてそれぞれ詳しく解説していきます。
ただし携帯電話を処分する場合、データを消去する必要があります。データ消去の方法についてはこのあと「見出し」にて解説するので、そちらも必ずチェックしましょう。
携帯電話の処分方法6選|メリットや注意点を詳しく解説
これからご紹介する処分方法は次の6つです。
- リサイクル回収ボックスの利用
- 携帯キャリアショップへの持ち込み
- 中古携帯ショップやリサイクルショップで買い取ってもらう
- 不用品回収業者の利用
- 携帯電話処分の専門業者に依頼する
- メルカリやヤフオクといったフリマアプリ・ネットオークションに出品する
どのような手順で処分できるのか、メリットや注意点とあわせてそれぞれ詳しく解説していきます。
ただし携帯電話を処分する場合、データを消去する必要があります。データ消去の方法についてはこのあと「見出し」にて解説するので、そちらも必ずチェックしましょう。
リサイクル回収ボックスの利用
「リサイクル回収ボックス」を設置している自治体にお住まいであれば、ボックスに不要な携帯電話を投入するだけで処分が完了します。
リサイクル回収ボックスは市役所、家電量販店、スーパーなどに設置されていることが多いです。
ボックスに投入するだけで、自治体や専門業者が責任を持って処分してくれます。費用はかかりません。
- 手軽に利用できる
- 自治体や専門業者が確実に処分してくれるため信頼性が高い
- データ削除が不十分だと個人情報が漏洩するリスクが残る
- 一部地域では回収ボックスが設置されていない場合がある
リサイクル回収ボックスでの処分は、手軽に携帯電話を処分したい人におすすめです。普段のお出かけや買い物のついでに処分でき、時間も手間もかかりません。
ただしリサイクル回収ボックスを利用する場合は、必ずデータをすべて消去しておきましょう。回収ボックスから携帯電話が持ち出される可能性も、ゼロではありません。また自治体によっては、リサイクル回収ボックスを設置していない場合もあります。回収ボックスが利用可能か、またどこに設置されているか、お住まいの自治体のサイトで確認しておきましょう。
携帯キャリアショップへの持ち込み
各キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)のショップに不要な携帯電話を持ち込めば、無料で回収してもらえます。携帯電話本体だけでなく、充電器やアクセサリも同時に処分できる場合が多いです。
一般的にどの携帯キャリアでも回収してもらえるため、最寄りの携帯ショップに持ち込むだけで処分が完了します。
回収費用は無料。新しい携帯電話を購入する際は、下取りをしてもらえる可能性もあります。もし下取りに出せれば、新しい携帯電話の購入価格が安くなるため、携帯電話の購入費用を抑えたい人におすすめです。
- 無料かつ安全に処分できる
- 下取りによって新たに購入する携帯電話の価格を安くできる
- 店舗スタッフによるサポートがあり、データ消去ができない人でも安心
- 営業時間内に訪問する必要があり、混雑時には待ち時間が発生
- 店舗窓口でサポートを受ける場合はお金がかかる
携帯キャリアショップに持ち込む際も、事前に携帯電話のデータの引き継ぎや消去を済ませておくのがおすすめです。ただし店舗スタッフによるサポートが受けられるため、携帯電話の操作が苦手な人でも心配ありません。しかし店舗窓口でスタッフのサポートを受ける場合、お金がかかってしまう可能性が高いです。「窓口で店員さんにデータ削除を手伝ってもらおう」と考えている人は、どの程度の費用がかかるか事前に確認しておきましょう。
不用品回収業者の利用
携帯電話以外にも処分したい不用品が多い場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。携帯電話だけでなく、大型の家具や家電などもまとめて処分してもらえます。
電話やオンラインで依頼し、回収日時を決めるだけで、回収業者が不用品をすべて運び出してくれます。費用は数千円程度かかってしまいますが、ほかの家具や家電などさまざまな物品もまとめて処分できればコストパフォーマンスも高くなります。
- 他の不用品とまとめて回収が可能
- 重い家電や家具も回収業者が運び出してくれるため手間がかからない
- 許可を得ていない違法業者に依頼すると不法投棄や高額請求といったトラブルに発展するリスクがある
- 数千円の費用がかかる(ただし他の物品もまとめて処分可能)
引っ越しや断捨離などで多くのものを一気に捨てたい人でも、業者に依頼するだけで簡単に処分できます。「自分で外に運び出すのが大変……」と考えている人にとっては、特に大きなメリットですね。
しかし違法な回収業者に依頼すると、不法投棄や高額請求などのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。そのため業者選びには注意が必要です。
またほかの処分方法と異なり、数千円の費用がかかってしまいます。携帯電話だけを処分したいのであれば、ほかの方法を選ぶのがおすすめです。
携帯電話処分の専門業者に依頼する
携帯電話を処分する際は、データ消去や携帯電話処分の専門業者に依頼するのもおすすめです。
専門業者に依頼すれば、自分で初期化するよりもさらに確実な方法で、データを完全に消去してもらえます。また「会社用の携帯電話」のように、処分したい携帯電話が大量にある場合でも、専門業者ならまとめて回収を依頼できます。
- 確実にデータを消去でき、依頼すればデータ消去証明書を発行してもらえる
- 手軽に申し込みが可能
- 大量な携帯電話の処分にも対応してもらえる
- 料金が発生する
- 対応エリアや回収条件が業者ごとに異なるため、事前に確認が必要
「プライバシー面を最も重視したい」「情報漏洩は確実に防ぎたい」と考える人におすすめです。また大量の携帯電話を処分したい法人にもおすすめな処分方法です。
しかし専門業者に依頼する場合、携帯電話1台ごとに料金が発生します。また対応エリアや回収条件が業者ごとに異なります。
中古携帯ショップやリサイクルショップで買い取ってもらう
まだ状態が良い携帯電話を処分するのであれば、中古の携帯電話を販売しているショップに持ち込んでみるのもおすすめです。携帯電話を専門に取り扱うお店だけでなく、リサイクルショップでも買い取ってもらえる可能性があります。
中古携帯ショップやリサイクルショップに買い取ってもらう場合は、データを初期化するだけでなく、携帯キャリアのSIMロックも解除する必要があります。SIMロックの解除方法については、携帯キャリア会社の公式サイトにて確認可能です。
SIMロックや初期化が完了したら、店舗に持ち込み、査定を依頼しましょう。オンラインでの買い取りや出張査定に対応しているショップを選べば、店頭に行く時間がない人でも手軽に買い取ってもらえます。
- 人気機種であれば高額で買い取ってもらえる
- 古い機種であっても部品取り出し目的で買い取ってもらえる場合がある
- ショップに持ち込むだけで買い取ってもらえる
- 使えないスマホや古い機種は買取対象外となることがある
- 買取価格が想定よりも低くなる可能性がある
不要になった携帯電話をお金に換えられるのは、やはり大きなメリットですね。特に「比較的新しい機種」や「状態の良い携帯電話」なら、高値で買い取ってもらえる可能性が高いです。
しかし状態が悪い端末や古い機種は買取価格が低くなりやすく、そもそも買い取ってもらえないケースもあります。
メルカリやヤフオクといったフリマアプリ・ネットオークションに出品する
不要になった携帯電話を少しでも高く売りたいと考えているなら、フリマアプリやネットオークションに出品するという方法もあります。特に人気モデルのiPhoneや最新Androidなどは、リサイクルショップや中古携帯ショップよりも高値で出品することも可能です。
充電ケーブルや箱、説明書といった付属品が残っていれば、買い取ってもらえる可能性がより高くなります。
- 人気モデル(比較的新しいiPhoneやAndroid)は高値で売れる可能性がある
- 動作しない端末でも部品取り用として買い取って貰える場合がある
- 自分で価格を決めたり購入希望者と価格交渉をしたりできる
- 販売ページの作成や梱包、発送など手間がかかる
- 人気のない機種や古い機種は買い取ってもらえない可能性がある
- 購入希望者が見つかるまで時間がかかるケースもある
リサイクルショップや中古携帯ショップと異なり、自分で価格を決められます。人気モデルの携帯電話なら、高額な価格を設定しても購入してもらえる可能性が高いです。
購入者との価格交渉ができるのも、フリマアプリやネットオークションならではのメリットです。
しかしフリマアプリやネットオークションを利用する場合、販売ページの作成や梱包、発送など手間がかかってしまいます。また購入希望者がなかなか見つからなかったり、出品しても買い取ってもらえなかったりする可能性もあります。
携帯電話は一般ごみではなく適切な方法で処分しなければならない
さまざまな処分方法をご紹介してきましたが、携帯電話を一般ごみとして捨てるのは必ず避けましょう。
一般ごみとして捨ててはいけない理由は、次の3つです。
- 携帯電話は小型家電リサイクル法の対象だから
- 火災の原因になったり有害物質が発生したりするから
- 携帯電話から個人情報が漏洩するリスクがあるから
それぞれの理由について、わかりやすく解説していきます。
携帯電話は小型家電リサイクル法の対象だから
携帯電話は「小型家電リサイクル法」の対象です。そのため携帯電話を適切な方法で処分し、再利用できる資源を携帯電話から取り出す必要があります。
携帯電話のような多くの電化製品には「金、リチウム、パラジウム」などの希少金属(レアメタル)が含まれています。適切な方法で携帯電話を処分すれば、レアメタルを再利用することもできます。
せっかく貴重な資源を再利用できるのに、捨ててしまうのはもったいないですよね。そこで資源を有効活用するために、2013年に「小型家電リサイクル法」が定められました。
携帯電話は小型家電リサイクル法の対象です。そのためゴミとして処分するのではなく、自治体や携帯キャリア会社、専門の回収業者に回収してもらう必要があります。
火災の原因になったり有害物質が発生したりするから
携帯電話を一般ごみとして捨ててしまうと、火災が発生してしまう可能性があります。
過去にも、誤って一般ごみとして捨てられた携帯電話により火災が発生した事例が報告されています。携帯電話に使用されているバッテリーは発火や発煙に繋がりやすいため、正しい手順で処分しなければなりません。
また携帯電話を一般ごみとして捨てると、鉛や水銀、カドミウムといった有害物質が流出してしまうリスクもあります。そのような有害物質は、人の健康や生態系に深刻な影響を及ぼしかねません。
上記のようなリスクを避けるためにも、必ず適切な方法で処分しましょう。
携帯電話から個人情報が漏洩するリスクがあるから
携帯電話には、連絡先、写真、メール、SNSのアカウント情報など、持ち主の個人情報が詰まっています。もし携帯電話を一般ごみとして捨ててしまうと、第三者に個人情報が漏洩してしまうかもしれません。
「データを自分で消去すれば問題ないのでは?」と考える人もいるかもしれません。ただし特殊な方法を用いれば、消されたはずのデータを復旧できてしまいます。
携帯電話をゴミ袋に入れて一般ごみの回収場所に置いてしまうと、何者かに携帯電話を盗まれる可能性があります。データを盗み取られ、悪用されてしまうかもしれません。
もし個人情報が漏洩してしまった場合、SNSのアカウントが乗っ取られ不正に操作されたり、クレジットカードが不正利用されたりするリスクがあります。
個人情報をしっかりと守るためにも、一般ごみとして携帯電話を処分するのは避けましょう。
携帯電話(スマートフォン)を処分する前に必ずデータを消去しよう
個人情報を守るためにも、携帯電話を処分する際はデータを消去しましょう。
しかし「どのようにデータを消去すればいいのかよくわからない」と感じる人も多いでしょう。またバックアップを残さずにデータを消去してしまうと、新しい携帯電話へのデータ引き継ぎに失敗した際に復旧できなくなってしまいます。
そのためここからは以下の手順に沿って、携帯電話のデータ消去方法を詳しく解説していきます。
- バックアップを取る
- 携帯電話を暗号化する
- 携帯電話を初期化する
近年では、ガラケーよりもスマートフォンを利用する人が多数派です。そのためここからは、iPhoneやAndroidでのデータ消去方法をご紹介します。
ガラケーの処分方法については、各携帯キャリア会社のサイトをご確認ください。
まずはバックアップを取る
携帯電話のデータを消去する前に、バックアップを必ず取りましょう。
バックアップを取っておけば、新しい携帯電話にデータを引き継げます。SNSでの会話記録や思い出の写真など、消さずに残しておきたいデータも多いですよね。
バックアップを取る際、データを保存する場所としては以下が挙げられます。
名称 | 方法 | |
iCloudを利用する(iPhoneのみ) | 「設定」を開く 上部に表示されている自身の名前(Apple Account)をタップ 「iCloud+」を開く iCloudバックアップ」をタップし、「このiPhoneをバックアップ」をオンにする | |
Googleドライブを利用する | iPhoneの場合 | Google ドライブアプリを開く 「設定」「バックアップ」をタップ データの種類を選択し「バックアップを開始」をタップ |
Androidの場合 | 「設定」アプリを開く 設定メニューから「Google」を選択する 「バックアップ」を選択 「Google One バックアップ」をオンにする(「今すぐバックアップ」をタップすれば手動でバックアップができる) | |
パソコンに保存する | iPhoneの場合 | パソコンにiTunesをインストール iPhoneとパソコンをUSBで接続 スマホ画面で「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたら「信頼」を選択 iTunesを起動し、ウィンドウ左側にて接続したiPhoneを選択 メニューから「概要」を選択肢「今すぐバックアップ」をクリック |
Androidの場合 | スマートフォンとパソコンをUSBケーブルで接続する スマホ画面で「ファイル転送」または「MTPモード」を選択 パソコンでエクスプローラーを開き、接続したスマホが外部デバイスとして認識されているか確認 スマホのファイルを開き、バックアップしたいデータを選択 パソコンの任意のフォルダーにドラッグ&ドロップする(もしくはコピー&ペースト) | |
外部ストレージに保存する | パソコンにバックアップしたデータを外部ストレージ内に移動する スマートフォンにSDカードやハードディスクを直接繋ぐことも可能だが、一部のデータはバックアップできない可能性が高い |
上記の中から、お好きな場所にデータをバックアップしましょう。パソコンを日常的に使用しないのであれば、iCloudやGoogleドライブに保存するのがおすすめです。
もしすでに新しい携帯電話にデータを引き継いでいたとしても、バックアップを取っておいた方が安心です。
携帯電話本体やバックアップデータを暗号化する
データを削除する前に、スマートフォンを暗号化しておきましょう。暗号化とは、データを特殊な方法で変換し、許可されたユーザーのみがアクセスできるようにするセキュリティ対策です。
暗号化を有効にすれば、もし第三者がデータを復元しようとしても、解読するのが難しくなります。
iPhoneの本体に保存されているデータは自動的に暗号化されるため、自身で設定を変更する必要はありません。
Androidの場合は「設定」アプリを開き、「セキュリティ」または「ロック画面とセキュリティ」を開きましょう。次に「暗号化」または「スマートフォンの暗号化」をタップし、ロック解除用パスワードを設定します。
暗号化には時間がかかるケースも多いため、スマートフォンをある程度充電してから暗号化しましょう。
携帯電話を初期化する
バックアップや暗号化が完了したら、いよいよスマートフォンを初期化(リセット)します。
iPhoneの場合は、「設定」アプリを開き、「一般」>「転送または iPhone をリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップします。
種類 | 手順 |
iPhone | 「設定」アプリを開き、「一般」>「転送または iPhone をリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップ |
Android | 「設定」アプリを開き、「システム」>「詳細設定」>「リセットオプション」>「すべてのデータを消去」の順にタップ |
Androidは機種によって操作方法が異なる場合があるため、詳しくはお使いの機種の説明書をご確認ください。
データ消去ソフトの使用もおすすめ
上記のような手順でスマートフォンを初期化しても、高度な技術を持つ人であればデータを復元できてしまう可能性があります。より強固なセキュリティを求める人は、専用のデータ消去ソフトウェアを使うのもおすすめです。
ただし、データ消去ソフトの中には偽のソフトウェアも存在します。不正ソフトを使ってしまうと、デバイスのパフォーマンスが低下したり、個人情報が盗まれたりするリスクがあります。
ソフトウェアの作成者やレビューをチェックし、信頼できるソフトかどうか吟味したうえで選びましょう。
まとめ
携帯電話は、一般ごみとして捨ててはいけません。ただし手軽に処分でき、無料で処分することも可能です。
データを消去したうえで、正しく処分しましょう。
また他の不用品と一緒に携帯電話を処分したい人は、不用品回収のプロ「ネコの手」にお任せください。事前に料金についてご確認いただいたあと、携帯電話を始め、さまざまな物品を丁寧かつスピーディーに回収いたします。
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