シュレッダーの正しい処分方法!家庭用と業務用の捨て方の違いもわかりやすく解説

シュレッダーの正しい処分方法!家庭用と業務用の捨て方の違いもわかりやすく解説

「シュレッダーが壊れてしまったので捨てたい」

「電動シュレッダーの正しい捨て方がわからない」

「業務用のシュレッダーの処分ってどうすればいいんだっけ?」

この記事では、こうしたシュレッダーの処分方法に関する疑問をまるごと分かりやすく解説します。

この記事のまとめ
  • 手動シュレッダーは不燃ごみとして処分するのが一般的
  • 電動シュレッダーは1辺が30cm超の場合は粗大ゴミ、以下なら回収ボックスへ
  • 業務用シュレッダーは産業廃棄物として処分する必要がある
  • 他にも捨てるものが多い場合は不用品回収がおすすめ

まずは、シュレッダーの処分方法の一覧表を確認してみましょう。

シュレッダーの処分方法は8パターン【費用比較表】

シュレッダーの主な処分方法は以下の8パターンです。自分の状況に合っている捨て方はどれか確認してみましょう。

処分方法対象のシュレッダーメリットデメリット費用目安
不燃ごみ手動シュレッダー、電動シュレッダー(1辺が30cm以下)費用が安い好きなタイミングで捨てられるサイズが大きいと回収されない可能性があるので採寸は必須ごみ袋代(数円〜数十円)処分方法を詳しく見る
小型家電回収ボックス(地域の施設や家電量販店に設置)電動シュレッダー(1辺が30cm以下)費用がかからない搬出・運搬の手間がかかる無料処分方法を詳しく見る
粗大ごみ電動シュレッダー(1辺が30cm超)自分のタイミングで捨てられる費用も比較的安価粗大ゴミを捨てるための手続きに手間がかかる400円~1300円程度※地域により異なります処分方法を詳しく見る
フリマアプリやネットオークションで売却手動シュレッダー・電動シュレッダー利益が得られる可能性がある売れないと処分できない梱包配送の手間がかかる無料処分方法を詳しく見る
リサイクルショップで売却手動シュレッダー・電動シュレッダー利益が得られる可能性がある即日売却できる買取を断られるリスクがある無料処分方法を詳しく見る
家電量販店で引き取り電動シュレッダー買い替え時に回収してもらえる可能性がある有料のケースや買い替え時限定の場合が多い1000円程度〜処分方法を詳しく見る
産業廃棄物処理場へ持ち込み・搬出業務用シュレッダー産業廃棄物処理業者か不用品回収への依頼が必須。3,000円〜数万円処分方法を詳しく見る
不用品回収業者手動シュレッダー・電動シュレッダー希望の日時に処分できる手間がかからない他の不用品もまとめて処分できる他の方法と比較して費用は高額5,500円〜処分方法を詳しく見る

自分で持ち運びができるサイズの場合は、不燃ごみか粗大ゴミとして処分すれば費用がぐっと抑えられます。

また、状態が良く、中古市場でも価値がついているシュレッダーであれば売却すれば臨時収入も狙えます。

しかし、以下のようなケースの場合、自分で処分をしようとすると怪我をしてしまったり、家に傷をつけてしまうリスクもあります。

  • 自分で搬出するのが難しい・移動させるのがしんどい
  • 破損していて処分が難しい

こうした「自分で処分するのが不安」という場合は、不用品回収のプロにまるっと依頼する方法がおすすめです。

それでは、それぞれの処分方法について具体的に確認していきましょう。

手動シュレッダーは不燃ごみとして処分するのが正解

手動シュレッダーかつ、1辺が30cm以下のものは「不燃ごみ(もえないごみ)」として処分が可能。

お住まいの地域で指定されているゴミ袋にシュレッダーを入れて、指定の曜日にゴミ出しをすれば処分完了です。

捨て方もシンプルで、費用もゴミ袋代しか掛かりません。小型の手動シュレッダーは不燃ごみとして捨てられると覚えておきましょう。

ただし、1辺が30cmを超える手動シュレッダーの場合は「粗大ゴミ」として処分する必要があるため注意しましょう。

>粗大ごみとして処分する方法はこちら

手動シュレッダーを不燃ごみとして処分する際の注意点

手動シュレッダーを不燃ごみとして処分する際は、シュレッダー内に裁断したゴミが残っていないかをしっかり確認しましょう。

裁断した紙が残っていると分別が正しくされていない状態になってしまい、回収されない可能性もあります。

手を怪我しないように注意しながら、ゴミの残りがないかチェックしてから捨てるようにすれば完璧です。

電動シュレッダーの正しい処分方法はサイズによって異なる

電動シュレッダーの場合は、1辺(1番長い辺)の長さによって処分方法が異なります。

1辺が30cm以下不燃ごみか小型家電回収ボックスへ
1辺が30cmより大きい粗大ごみか売却等の他の方法で処分

サイズを間違えてしまうと、回収がされなかったり、不法投棄に該当してしまう可能性もあるため注意が必要です。

【参考】

廃棄物処理法第16条:「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。」 

必ずサイズを測ってから処分方法を選択するようにしましょう。

1辺が30cm以下であれば不燃ごみか小型家電回収ボックスへ

1辺が30cm以下であれば、手動シュレッダーと同じく不燃ごみとして処分できます。また、自治体や家電量販店に設置されている小型家電回収ボックスへ投入することも可能です。

ただし、小型家電回収ボックスごとに「回収品目」が定められており、回収品目に該当しない場合には投入することができません。

その場合は、不燃ごみとして処分する必要があります。

1辺が30cmを超える場合は粗大ゴミとして捨てる

サイズが大きい(1辺が30cm超)のシュレッダーの場合は「粗大ゴミ」の扱いになります。粗大ごみとしてシュレッダーを処分する手順は以下の通り。

  1. 住んでいる自治体に回収依頼をする(電話/web申込)
  2. 粗大ゴミ処理券を「住んでいる自治体で」購入する
  3. 粗大ゴミの処理券に受付番号を記入する
  4. 回収日までに所定の粗大ゴミ回収場所へ搬出しておく

ポイントは、電話/webで申し込む際に伝えられる「受付番号」を控えておくことです。この番号がないと、回収がされない可能性があります。

受付番号を控えること、処理券に受付番号を記入することをお忘れなく。

なお、粗大ゴミシールは以下の場所で購入が可能です。

  • コンビニエンスストア
  • 郵便局
  • スーパーマーケット
  • ドラッグストア
  • 個人商店
  • 市役所

粗大ごみシールがいくら分必要かは、自治体によって異なるため申し込みの際に「何円分の粗大ゴミシールが必要ですか?」と聞いておくとスムーズですよ。

シュレッダーを無料引き取りしてもらえる家電量販店はある?

電動シュレッダーを買った家電量販店でなら引き取りをしてもらえるのでは?と疑問に思っている方もいると思います。

結論、シュレッダーの無料引き取りをしている家電量販店は少ないのが現状です。引き取りには少なからずコストがかかるため、無料で引き取りができる家電量販店は多くないのです。

ただし、これは1辺が30cm超の粗大ゴミに分類されるシュレッダーの話です。小型のシュレッダーであれば小型家電回収ボックスに投入すれば処分ができます。

参考までに有名な家電量販店の引き取りサービス提供状況を紹介します。

ヤマダ電機は有料で引き取りサービスを提供中

大手家電量販店メーカーのヤマダ電機では、有料でシュレッダーの引き取りサービスを行っています。※シュレッダーのみでなく小型家電の回収サービスです。

▼リサイクル回収料金の一例

品目料金
電子レンジ2,200円
天井照明(ペンダント)1,100円
扇風機1,100円
小型プリンター1,100円
指定段ボール1箱分2,200円

(引用元:ご不要の「小型家電回収サービス」スタート!|ヤマダデンキ YAMADA DENKI Co.,LTD.

1,000円〜2,000円程度で回収してもらえる可能性があるということですね。ただし、回収の対象品目かどうかは事前に確認しておくことをおすすめします。

ケーズデンキなどその他の家電量販店の引き取りサービス比較

家電量販店名処分費用【持込】処分費用【回収依頼】
ヤマダ電機1,100円売場係員またはコールセンターに要確認
ケーズデンキ2,200円訪問料金が加算される
ビックカメラ宅配リサイクル(1,958円)を利用可能(段ボールに詰めて配送する形式)
エディオン550円(フランチャイズ店舗は対象外なので事前確認必須)基本持ち込みのみ対応。訪問回収は要相談。
ヨドバシカメラ2,200円(宅配リサイクル・持込どちらも可能)別途訪問料2,200円が必要
ノジマ無料(買い替え時のみ)同等商品を購入した場合のみ無料で処分可能(事前申込が必要)

※必ずシュレッダーを回収してらえるかは事前確認をしましょう。

シュレッダーを自分で捨てるのが面倒な場合は「売却・買取」がおすすめ

シュレッダーを粗大ゴミとして捨てるのは面倒だし、捨てるにはもったいないと考えている人は、フリマアプリ・ネットオークションやリサイクルショップでの「売却」も検討してみましょう。

フリマアプリ・ネットオークションのほうがよいか、リサイクルショップで買取依頼をしたほうが良いかは以下の基準で決めるのがおすすめです。

シュレッダーの状態おすすめの売却方法
状態が良く・中古でも価値がある場合フリマアプリ・ネットオークション
処分に急いでいない場合
状態は良いが買い手がいるか微妙な場合リサイクルショップ
すぐに処分したい場合

状態が良く買い手が多そうであればフリマアプリやネットオークションに出品しよう

以下のような状況なのであれば、フリマアプリ・ネットオークションで売却する方法がおすすめです。

  • フリマアプリでよく売れている・価格が付いている
  • 状態は良いが使わなくなったので売りたい
  • 少しでも高く売りたい

フリマアプリ・ネットオークションで「高く」売却したいのであれば、いくつかポイントを抑える必要があります。

フリマアプリ・ネットオークションでシュレッダーを高く売るためのコツは以下の通り。

  1. 「製品番号」などを正確に記載する
  2. 使用期間や使用感をしっかりと記載する
  3. 可能な限りクリーニングをしておく
  4. 多様な角度から「高画質の写真」を複数枚撮って概要に掲載する
  5. 配送・梱包方法も記載すると尚良し
  6. 発送までの期間を「最短」で設定する

特に、商品説明欄と写真は「買い手がどんな状態か」が理解できるように作りこみましょう。

梱包、配送も含めて手間はかかりますが、臨時収入が得られる可能性があるのは大きなメリットです。

もし、自分で運び出すのは面倒という場合には、集荷サービスを利用する方法もあります。

また、梱包材も最近では100均や通販サイトで購入できますし、梱包の仕方もネットで調べればわかりやすく解説されていますよ。

状態が良く買い手はいるか微妙な場合はリサイクルショップで買取依頼を

「比較的すぐに処分したい」

「状態はいいけど値段はつかなそう」

「買い手がいるか微妙なライン」

という場合には、リサイクルショップの買取サービスを利用してみましょう。

買取の値段はフリマアプリ等と比較して下がるものの、リサイクルショップの買取であれば「即日売却」ができるため即金性に優れています。

ただし、状態が悪かったり、古すぎて値段がつけられない場合には買取を断られてしまうリスクもあるので要注意。

せっかく搬出までしたのに、買取してもらえなかったらショックですよね。

そうならないためにも、シュレッダーのような持ち運びに手間がかかる家電をリサイクルショップで売却する場合には「訪問買取サービス」を使うようにしましょう。

もしくは、確実に処分をしたいのであれば「買取も行ってくれる不用品回収業者」に依頼するという手もあります。

シュレッダー以外に捨てるものが多い場合は不用品回収への依頼がおすすめ

引っ越しのタイミングや大掃除など「シュレッダー以外にもたくさんのものを捨てたいタイミング」なのであれば不用品回収業者への依頼がおすすめです。

不用品回収に依頼する主なメリット・デメリットは以下の通り。

メリットデメリット
引越しと同時に不用品(シュレッダーを含む)が処分できる。自分で搬出する必要がないため手間がほぼかからないプロに任せられるので怪我や家屋の破損の心配がない提携しているリサイクルショップ等がない業者では引き取り不可なケースが多い。自治体で粗大ゴミとして処分するより費用が高い

「不用品回収?高いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、作業等は丸投げOKでどんなに捨てるものが多くとも2~5万円あれば処分したいものをすべて処分できます。※1

ちなみに、当社が提供している不用品回収サービス「ネコの手」では、シュレッダーと数個の不用品であれば「5,500円〜」回収を承ることができます。

※1 ゴミ屋敷の整理、遺品整理の場合はその限りではありません。

ネコの手でシュレッダーを処分する流れ

参考までにネコの手でシュレッダーを含む不用品の処分依頼をする流れを説明しておきます。

もし、容易に運べたり、不燃ごみや粗大ゴミとして出せる場合にはそちらの方法を選択したほうがお得です。

しかし、自分では処分が不安、処分のための時間がない、他にも捨てたいものがあって困っているという場合には、お気軽にご相談いただければ幸いです。

不用品回収業者への依頼方法は以下の5ステップが基本になります。

  1. 不用品回収業者へ問い合わせる
  2. 見積もり依頼をする
  3. 回収の日時を決める
  4. 回収作業を開始してもらう
  5. 作業終了後に料金の支払いをして完了!

ここで注意していただきたいのが「契約のタイミング」です。ネコの手では、作業開始前に作業費用・内容を説明し、双方が納得したうえで契約を行っています。

しかし、悪徳業者の場合には、先に契約をさせてから訪問し、追加料金を請求するケースもあるため注意が必要。

当社以外を利用される場合でも「契約書の内容と締結タイミング」は細かくチェックすることをおすすめします。

業務用シュレッダーは産業廃棄物処理施設で処分する必要がある

業務用シュレッダーは、一般家庭で使用するシュレッダーとは異なり、産業廃棄物に分類されます。そのため、一般的なごみ収集に出すことはできず、適切な処分方法が必要です。

  • 産業廃棄物処理施設に持ち込む場合
  • 産業廃棄物回収業者へ依頼する場合

産業廃棄物処理施設に持ち込む場合

メリットデメリット
費用を抑えられる可能性: 一部の産業廃棄物処理施設では、直接持ち込むことで処分費用を安く抑えられる場合があります。
処理方法を細かく指定できる: どのように処分したいか、希望があれば処理方法を細かく指定できる可能性があります。
手間がかかる: シュレッダーを施設まで運搬する手間がかかります。大型のシュレッダーの場合、運搬手段の確保も必要になります。
知識が必要: 産業廃棄物の種類や処分の手続きなど、ある程度の知識が必要になります。
受け入れ拒否される可能性: 施設によっては、個人の持ち込みを拒否している場合もあります。事前に問い合わせが必要です。
手順
  1. 最寄りの産業廃棄物処理施設に問い合わせ: 処理可能な廃棄物の種類、持ち込みの手続き、費用などを確認します。
  2. 必要な書類の準備: 施設によっては、廃棄物に関する書類の提出が必要になる場合があります。
  3. シュレッダーの運搬: 自力または業者に依頼して、シュレッダーを施設まで運搬します。
  4. 受付と処理: 施設の指示に従い、シュレッダーを廃棄します。

手間がかかる分、費用(コスト)を抑えられるのが特徴です。

産業廃棄物回収業者へ依頼する場合

メリットデメリット
手間いらず: 業者に依頼すれば、運搬から処分まで全て任せられます。
専門的な知識不要: 廃棄物の種類や手続きに関する知識は、業者に任せることができます。
迅速な対応: 多くの業者が迅速な回収に対応しています。
費用がかかる: 運搬費や処分費など、費用がかかります。業者の選定が重要: 適切な業者を選ぶ必要があります。
産業廃棄物処理業者を選ぶ際のポイント
  • 許可証の確認: 産業廃棄物収集運搬業の許可証を持っているか確認しましょう。
  • 対応エリア: ご自宅の地域に対応しているか確認しましょう。
  • 回収品目: シュレッダー以外の廃棄物も一緒に回収してくれるか確認しましょう。
  • 料金体系: どのように料金が設定されているか、事前に確認しましょう。
  • 評判: 他の人の口コミや評判を参考にすると良いでしょう。

業務用シュレッダーの処分は、一般のごみとは異なり、産業廃棄物として適切な処理を行う必要があります。

どちらの方法を選ぶかは、ご自身の状況や予算によって異なります。事前にしっかりと情報を集め、最適な方法を選びましょう。

シュレッダーの処分方法まとめ

今回は、シュレッダーの処分方法を解説しました。あなたに合っている処分方法は見つかりましたか?

もし、面倒に感じていて処分に時間がかかっている、できるだけ手間はかけたくないと思っているのであれば、一度「ネコの手」の不用品回収のプロにご相談ください。

あなたにぴったりの不用品回収パックを提案させていただきます。