大型家具の処分は、引っ越しや模様替え、買い替えなどの際に特に頭を悩ませる存在ですよね。
そもそも、一般的に大型家具とはベッド、ソファ、テーブル、戸棚、本棚、ダイニングテーブル、クローゼットなど、運搬に2人以上必要な家具を指します。
そのため、一人で解決するのが難しいのが大型家具の処分問題なのです。
そこでこの記事では、大型家具の処分方法7選を紹介します。
また、自分で運べない場合の対処法や、無料で引き取ってもらえる方法についても詳しく解説しますので、あなたにぴったりの処分方法を見つけるための参考にしてください。
- 自分に合った大型家具の処分方法
- 費用をできるだけ抑えたい場合の処分方法
- 無料で引き取ってくれる業者はあるのか
- 自分で運べない場合はどうすればよいのか
大型家具を無料で処分する方法|無料引き取りサービスは本当にある?
多くの方が気になるのは、大型家具は無料で処分する事はできるのかどうかですよね。
大型家具を無料で処分する主な方法は次の3つです。
- 解体して家庭ゴミとして出す
- 家具の買い替え時に「家具屋の引き取りサービス」を活用する
- フリマアプリ・リサイクルショップで売却する
- 大型家具の引き取りを行っている団体に寄付する
メリット | デメリット | その他条件・注意事項 | |
---|---|---|---|
解体して家庭ゴミとして出す | 費用がかからない | タンスを解体する手間がかかる地域によっては、処分できる大きさや重量が制限されている | 解体は工具が必要になる場合がある金属部品は取り外して分別する必要がある自治体のゴミ袋に収まるサイズに解体する必要がある |
家具屋の引き取りサービス | 自宅まで引き取りに来てくれる解体や搬運の手間がかからない | すべての家具店でサービスがあるわけではない買い替え時でないと実質無料とは言えない | 事前にサービス内容を確認する必要がある |
フリマアプリ・リサイクルショップでの売却 | お金になる可能性がある捨てるよりも環境に優しい | 購入者を見つけるまで時間がかかる売却価格が低い場合がある引き取りや搬運の手間がかかる | タンスの状態や人気によって、売却できるかどうかが決まる送料がかなり高額になる可能性がある |
団体・業者への寄付 | 不要になった大型家具を再利用できるため環境に優しい | 寄付先を探すのが難しく、自由度も低い | 寄付条件が厳しい場合がある |
家具の買い替え時に大型家具を引き取ってくれるサービスを実施している店舗もあります。
家具を新たに購入する代金がかかっていますが「買い替えタイミングでの処分なら実質無料」と言えるでしょう。
解体して家庭ゴミとして処分する方法
大型家具を解体して家庭ゴミとして処分する方法は「手間はかかりますが、費用を抑えつつ処分する手段」です。
- ドライバーセット(プラス・マイナス両方)
- ノコギリ
- ハンマー
- 軍手
- 保護メガネ
- マスク
- 本棚やタンスなどの収納系の大型家具の場合、中身を全て取り出し、引き出しや棚板も取り外します。
- 中身を取り出すことで、作業がしやすくなります。
解体作業を行う十分なスペースを確保します。家具の部品が飛び散る可能性があるため、安全に作業できる広い場所が理想です。
まず、家具の外側からネジを外し、取り外せる部分を取り外します。次に、家具の大きなパーツをノコギリで切断して小さくします。分解しやすい部分から順番に作業を進めると効率的です。
分解した部品を、燃えるゴミ、燃えないゴミ、リサイクル可能な素材などに分別します。素材によって自治体のゴミ収集方法が異なるため、正確に分別することが重要です。
分別したゴミを、自治体の指定日に指定された方法でゴミ出しします。大型の部品は、粗大ゴミとして回収される場合もあるため、自治体のゴミ出しルールを確認しましょう。
注意点としては、以下のとおりです。
安全対策
- 解体作業中は、必ず軍手、保護メガネ、マスクを着用し、安全対策を徹底してください。
- 特にノコギリやハンマーを使用する際は、怪我をしないように注意深く作業しましょう。
近隣への配慮
- 解体作業は音が出るため、近隣住民に迷惑をかけないよう、時間帯や場所に注意してください。
- 可能であれば、屋外やガレージなど広いスペースで作業を行うと良いでしょう。
自治体のルールを遵守する
- 各自治体にはゴミの処分に関するルールに従うようにしましょう。分別は不適切な場合、回収してもらえない可能性があります。
- 特に大型ゴミの収集日は決まっている場合が多いので、事前に確認しておきましょう。
自分で解体すればタンスを家庭ゴミとして処分することができますが、解体作業には手間と時間がかかりますので、スケジュールに余裕を持って行うことをおすすめします。
家具屋の引き取りサービスを利用する方法
「同類・同種の家具」を新規購入する際に、使わなくなった家具を引き取ってくれるサービスを展開している場合があります。
新しいものに新調する必要がある場,合には、無料で処分ができる可能性があるということです。ただし、無料かどうかは購入先によって異なるため注意が必要。
- まず、購入元の家具屋や近隣の家具屋が引き取りサービスを提供しているか確認します。
- 家具屋の公式ウェブサイトやカスタマーサービスに問い合わせることで、引き取りサービスの詳細を知ることができます。
- 引き取りサービスの対象となる家具の種類や条件を確認します。
- 多くの家具屋は、新しい家具の購入と引き換えに古い家具を引き取るサービスを提供していますが、特定の条件がある場合があります。
- 家具屋の店舗やオンラインで引き取りサービスの申し込みを行います。
- 引き取り日程の調整や、料金が発生する場合はその確認も行います。
- 引き取り当日までに、タンスの中身を全て取り出しておきます。
- 家具の状態を清掃し、破損がないか確認します。
- 指定された日時に、家具屋のスタッフがタンスを引き取りに来ます。
- スタッフがタンスを搬出するのを手伝う必要がある場合もあるので、搬出経路を確保しておきます。
引き取り条件の確認
- 家具屋によって引き取りサービスの条件が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
- 特に、引き取り対象となる家具の状態やサイズ、引き取り料金の有無について確認してください。
料金の確認
- 一部の家具屋では、引き取りサービスに料金が発生する場合があります。
- 料金が発生する場合、その金額が妥当であるかを確認し、他の方法と比較して判断しましょう。
搬出経路の確保
- 大型家具を搬出する際に、通路や玄関などが障害物で塞がれていないか確認しておきます。
- 搬出がスムーズに行えるよう、必要に応じて家具の配置を一時的に変更することも検討してください。
保証の有無
- 一部の家具屋では、引き取りサービスに対する保証を提供している場合があります。
- 搬出時に家具や住宅が損傷した場合の対応について、事前に確認しておくと安心です。
手間をそこまでかけずに無料で処分できる可能性があるため、大型具を買い換えようと考えている方にはおすすめの処分方法といえます。
もし有料だったとしても数千円程度で済むため、大出費になる心配もありません。
しかし、引き取りサービスの利用条件が案外厳しい点は注意が必要です。
利用対象地域でなかったり、購入代金がXX円以上などの制限があると利用できない場合もあります。
そのため、汎用性・利便性という観点では少々不安が残ると言えるでしょう。
フリマアプリ・リサイクルショップで売却する方法
タンスを無料で処分する方法として、フリマアプリ・オークション・リサイクルショップで売却するという方法があります。
新品同様の状態の家具や高級な家具であれば買い手がつく可能性があり、お金に変えることができるだけでなく、処分費用もかからないのが魅力です。
メルカリ、ラクマ、PayPayフリマなど、利用しやすいフリマアプリを選びます。
- 選んだフリマアプリにアカウントを作成します。
- 既にアカウントを持っている場合はログインします。
- 売りたい大型家具の全体像や傷、汚れなどの詳細を含めた写真を撮影します。
- 明るい場所で撮影し、できるだけ多くの角度から写真を撮ると良いです。
- 大型家具のサイズ、材質、ブランド、使用年数、状態など、詳しい情報を記載します。
- 購入者に安心感を与えるため、正確で詳細な情報を提供します。
- 同様の商品の相場を調べ、適切な価格を設定します。
- 売れやすくするために、少し低めの価格設定をすることも検討します。
- フリマアプリで商品の情報を入力し、出品します。
- 出品後は、購入希望者からの質問に迅速に対応します。
- 購入者が現れたら、発送手続きに進みます。
- 大型家具の発送方法や梱包については、アプリ内のガイドを参照してください。
注意点としては、以下のとおりです。
- 売るのに時間がかかる可能性がある
- 思ったより低い価格でしか売れない可能性がある
- 大型家具は送料が高額になるため、売却が難しい場合もある
このように、フリマアプリは制約も多いので、時間に余裕がないと難しい方法と言えます。
また、万が一売れた場合でも、送料を考えるとほぼ利益が出ず、徒労に終わる可能性もあるでしょう。
団体・業者へ寄付する方法
中には大型家具の寄付を受け付けている団体や業者もあります。
大型家具を寄付する方法は、家具を有効に活用してもらえる一方で、手間と制約が伴います。
- 寄付を受け付けている団体や業者をインターネットで調べます。
- 受け入れ条件を確認します。
- 寄付先に連絡を取り、寄付したい物品の受け入れが可能か確認します。
- 受け入れ条件や必要な手続きを確認します。
- 寄付する物品を清掃し、状態を整えます。
- 必要に応じて動作確認を行います
- 指定された手続きに従い、書類や申請書を準備します。
- 配送方法や引き取り方法を確認し、手配します。
- 寄付先に物品を渡し、手続きを完了します。
- 必要に応じて領収書や受領証を受け取ります。
- 物品の状態:寄付する物品は使用可能な状態であることを確認してください。
- 受け入れ条件:団体や業者ごとに受け入れ条件が異なるため、事前に詳細を確認しましょう。
- 手続きの厳守:指定された手続きを守り、スムーズに寄付を進めるよう心がけましょう。
制約が多い
- 団体や業者によっては、特定の物品のみを受け入れる場合や、寄付の条件が厳しい場合があります。
- 受け入れの可否や手続きが煩雑なことがあるため、事前の確認が重要です。
無料で大型家具を処分するには手間と時間がかかる&制限がある
無料で大型家具を処分する方法には手間と時間がかかり、状態の良さなどの制限がある場合がほとんど。
すぐに処分したい場合や手放したい大型家具の状態があまり良くない場合には不向きです。
例えば、フリマアプリで大型の本棚を売却する場合、まずは本棚の撮影や出品、購入者との連絡、発送準備など、多くのステップが必要です。また、自治体の粗大ゴミ回収を利用する際も、収集日まで待ち、指定の場所にタンスを運び出す必要があります。さらに、本棚の解体作業も自分で行わなければならないため、大変な労力が伴います。
これらの理由から、無料で大型を処分する方法は手間と時間がかかり、すぐに処分したい場合には不向きです。タンスの状態が良くない場合や、迅速に処分したい場合は、不用品回収業者を利用することを検討すると良いでしょう。
大型家具を手間暇かけず処分する方法|おすすめは不用品回収業者にまるごとまかせる方法!
大型家具に関しては、お金を払ってでも不用品回収業者にまるごと任せてしまうのがおすすめです。
無料で処分する方法は手間や制約が多すぎるため、タンスや本棚のような大型家具を個人の力で処分するには労力と時間がかかりすぎます。
また、無理して個人で処分しようとすると、怪我につながったり、床や壁などを傷つけてしまう可能性もあるため注意が必要です。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
用品回収業者に任せるメリット | ・手間がかからない・急いで序文したい場合にも迅速に対応してもらえる・大型家具以外の不用品も一緒に処分できる・大型家具の種類やサイズ、状態に関係なく引き取ってもらえる | ・費用がかかる・中には悪徳な業者もいる |
また、無料で処分する方法と比較すると以下のとおりです。
不用品回収業者に依頼する | 自分で解体する場合 | 引取サービス | フリマアプリ | |
---|---|---|---|---|
費用 | あり | 無料 | 買い替えるタンスの料金がかかる | 送料や手数料が書かかる |
時間 | 最短即日で処分できる | 大型家具の場合、解体から回収まで数日は掛かる可能性がある | 数日かかる場合がある | 買い手が見つからない場合もある |
労力 | なし | 解体作業とがん出作業が必要 | 事前に引取サービスがある家具屋を探す必要がある | キレイに清掃した後に写真を撮影し、出品作業をする必要がある。 |
環境への配慮 | 使えるものはリユースしている | 家庭ごみとして処分 | 基本的には粗大ゴミとして処分されている | 新たな持ち主が使う |
こうして比較してみると、大型家具においては、不用品回収業者に依頼してしまったほうが、時間や労力を加味すると一番オトクであると言えます。
また、不用品回収業者以外の処分方法としては以下があります。
引越し業者へ引き取りの依頼をする
引越しに合わせて不用品を処分したい場合は、引越し業者に依頼するという方法もあります。
ただし、引越し業者に不用品回収を依頼する場合、費用がかかるケースも多く、不用品の内容によっては引き取ってもらえない場合もあります。
引越し業者に依頼するかどうかは、メリット・デメリットを比較検討したうえで判断しましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・引っ越しと同時に申し込めば手間がかからない・不用品回収業者よりも費用が安い場合もある | ・引越し費用+αで費用がかかってしまう・「回収可能な範囲」にばらつきがある・処分をする日程調整に制限がある・一部の業者は対応していない場合がある |
自治体で粗大ゴミとして処分する
費用は「400円〜3200円程度」で済むことが多く、手間がかかる分、コストを抑えられる処分方法といえます。
住んでいる地域ごとに粗大ごみの出し方は異なるため「〇〇(市区町村) 粗大ゴミ ルール」や「本棚(捨てたい大型家具品目) 粗大ごみ 〇〇(住んでいる市区町村)」と検索をかければ各自治体の粗大ゴミルールがわかるので事前に確認しておきましょう。
メリット | デメリット |
・費用が安い・自分のタイミングで搬出できる: | ・処分までに時間がかかる・自分で搬出する必要がある・手続きが面倒 |
家具の状態を問わず無料で処分をしたいのであれば「自分で解体」がおすすめ
できるだけ無料で処分したいという方は「自分で解体」がおすすめです。
フリマアプリやリサイクルショップは売れるという保証もない上に、搬出の手間もかかります。
また、買い替え時であれば引取サービスを利用するのもよいですが、単に捨てるだけでは利用できない場合がほとんどですからね。
大型家具を自分で解体して処分するためには、騒音を気にしなくて良い環境や、解体するための工具が必要になるため、都心でマンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる人には難しい可能性があります。
しかし、それをクリアできる人であれば、無料での処分方法の中ではおすすめな処分方法と言えるでしょう。
とにかく早く・楽に大型家具を処分したい場合は不用品回収業者がおすすめ
大型家具の処分は最も不用品回収業者の利用がおすすめのシーンと言えます。
布団やカーペットなど、頑張れば自分で処分できる物であれば、自分で出すほうがオトクな場面も多くあるでしょう。
しかし、大型家具は重量があるものも多く、環境によっては解体そのものが難しい場合も多いですよね。
例えば、今後細々したものはなるべく自分で捨てて、大型家具だけは不用品回収業者に依頼する事で、全体の出費を抑えることもできます。
目先の出費だけを考えるよりも、トータルでの労力や出費のバランスを考えるのが大切ニャ
そのため、大型家具に関しては、早く、楽に処分でき、利用の条件なども無い不用品回収業者に依頼するのが最もおすすめです。
残念なことに、不用品回収業者の中には悪徳な業者がいるのも事実です。
例えば
- 回収を装った後に貴重品を持ち去る
- 回収した品物を不適切な場所に捨てる
- 「無料で回収します」と宣伝しながら、後から不当な料金を要求
などの行為が報告されています。
悪徳な業者を見分けるポイントとしては以下のとおりです。
- 事前の見積もりを提供してくれるか
- 許可証や資格を持っているか
- 契約書を作成してくれるか
- サービス内容が充実しているか
これらのポイントを事前に確認することで、悪徳な不用品回収業者かどうか見分けることができますよ。
不用品回収ならねこのてにお任せ!
ネコの手では、経験豊富な不用品回収のプロがご依頼主が大切に使っていたものを適切な方法で回収いたします。
弊社では、事前見積もりを提示し、お客様の同意を得てから作業に取り掛かります。
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大型家具だけでなく、いらないものが増えて困っている方はお気軽にご相談ください。
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大型家具の処分方法に関するよくある質問
- 大型家具を処分する際に、自分で運べない(搬出不可)場合はどうすればよいですか
- 弊社にご依頼頂ける場合は、作業は現地スタッフがすべて行うため、事前準備は必要ありません。
そのため、搬出不可の場合でも安心してご依頼ください。
- いらない家具を無料で引き取ってもらう方法はありますか?
- タンスを新しく買い替える場合であれば、家具屋の引き取りサービスを利用するのが最もお得でしょう。
また、それ以外の方法としては
メルカリやヤフオクに出品する
ジモティーに現地受け渡しとして掲載する
などがあります。
- いらなくなった家具は寄付することはできますか?
- 中には要らなくなった家具を寄付できる団体もあります。
しかし、寄付先を探すのが難しかったり、寄付条件が厳しい場合があります。
寄付先の例:https://itapla.com/reuse/
不用品回収ネコの手は「最短即日」で駆けつけます!