食洗機を処分する3つの方法!取り外し方や費用相場も解説

食洗機を処分する3つの方法!取り外し方や費用相場も解説

据え置き型やビルトイン型の食洗機を処分したいけれど、どうやって捨てればよいのかわからず、困っていませんか?

食洗機は、取り外しの可否によって、処分方法や費用に違いが出てくるため、困惑してしまう人も多いのです。


この記事では、食洗機の処分方法・取り外し手順・費用・売却の可否までをわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 自治体・不用品回収業者・リサイクル売却の違いと選び方がわかる
  • 食洗機のタイプ別に、自力・業者による取り外し方法を理解できる
  • 処分や撤去にかかる費用の目安と、コストを抑える工夫がわかる

食洗機を処分するには?基本ルールを確認しよう

食洗機は多くの場合、「家電リサイクル法」の対象外であるため、自治体のルールにしたがって処分する必要があります。また、自治体によってゴミ出しルールが異なるため、事前確認が非常に重要です。

特にビルトイン型の食洗機は取り外し工事を伴うため、ゴミ出しルールの確認を怠ると手間や費用が増えてしまうので注意しましょう。

補足:食洗機の種類
  • ビルトイン食洗機:キッチン組込型。大容量で一度に多く洗える。見た目すっきり。設置に工事が必要な場合あり。
  • 卓上食洗機(据え置き型):シンク横などに設置。工事不要な製品が多く、賃貸でも導入しやすい。比較的コンパクト。
  • タンク式食洗機:卓上型の一種。給水工事不要で、タンクに水を注いで使用。設置場所の自由度が高い。
  • 分岐水栓式食洗機:卓上型の一種。キッチンの水栓に分岐水栓を取り付けて給水。安定した給水が可能。

具体的に、食洗機の処分で抑えておきたい基本ルールは以下の通り。

【食洗機を処分する際の基本ルール】
  • 食洗機は「家電リサイクル法」の対象外である
  • 自治体によって分別区分(粗大ごみ・不燃ごみなど)が異なる
  • ビルトイン型は取り外し工事の有無を確認する
  • 回収方法や費用は、地域の自治体サイトで必ず事前確認する

このように、食洗機の処分方法は、居住地や設置タイプによって対応が変わります。「どう捨てるか」より先に「どう扱うべきか」を確認する視点が重要です。トラブルを防ぐためにも、まずは地域のごみ出しルールをチェックしておきましょう。

食洗機の主な処分方法と選び方のコツ

食洗機の処分方法には、大きく分けて「自治体に出す」「不用品回収業者に頼む」「売却する」の3つがあります。

それぞれにメリットやコストの違いがあり、どの方法が最適かは設置状況や時間的余裕、費用感によって変わります。

たとえば、急いで処分したい場合は不用品回収業者、コストを抑えたいなら自治体での処分を選ぶのが一般的です。

【食洗機の主な処分方法と選び方】

方法特徴向いている人
粗大ごみ自治体が収集。回収日や申込手続きが必要時間に余裕があり費用を抑えたい人
不用品回収即日対応が可能。料金は業者ごとに異なる急いで片づけたい人、搬出が困難な人
売却(リサイクル等)フリマアプリやリサイクルショップで売れる可能性あり比較的新しい機種を処分したい人

費用や手間だけでなく、「安全に処分できるか」「再利用できるか」も選定のポイントになります。処分前にそれぞれの特徴を比較し、自分にとってベストな方法を見つけてください。

食洗機を粗大ごみとして出すときの流れと注意点

自治体に粗大ごみとして食洗機を出す方法は、最も一般的かつ低コストな手段です。

ただし、申込手続きや回収日程に余裕を持つ必要があり、突然処分したい場合には向いていません。

また、自治体によっては「粗大ごみ」ではなく「不燃ごみ」扱いになることもあるため、事前確認が不可欠です。

粗大ごみとして処分する手順
  1. 自治体のホームページで食洗機の分類(粗大・不燃)を確認する
  2. 粗大ごみ受付センターやオンライン申請フォームから回収を申し込む
  3. 指定された料金分の粗大ごみ処理券(シール)を購入する
  4. 処理券を食洗機に貼り、指定日時・場所に出す

食洗機のサイズや設置環境によっては、自宅からの搬出が難しいこともあります。

自治体が回収時に屋内搬出に対応していない場合、自力で屋外まで運ぶ必要がある点にも注意しましょう。

また、地域によっては「取り外し済み」が回収条件になっていることもあるため、申し込み前に設置状況と自治体ルールの両方を確認しておくことが重要です。

食洗機を不用品回収で処分するなら?費用や対応エリアもチェック

時間がない、搬出が難しい、すぐにでも処分したい──そんな場合に便利なのが不用品回収サービスです。

依頼すれば玄関先まで回収に来てくれるため、重たいビルトイン型の食洗機でも安心です。ただし、業者によって費用やサービスの質に差があるため、選び方には注意が必要です。

不用品回収業者に依頼する流れ
  1. 対応エリア内の業者をネットや口コミで探す
  2. 無料見積もりを依頼して、料金やサービス内容を比較する
  3. 回収日・時間帯を指定して申し込む
  4. 当日は玄関前または室内で回収対応(立ち会いが必要な場合もあり)

一部の悪質業者では、「無料回収」とうたいながら後から高額請求される例も報告されています。

許可を受けた産業廃棄物収集運搬業者か、自治体に登録されている正規業者かどうかを必ず確認してください。料金だけで判断せず、信頼性や対応の丁寧さも比較しながら選ぶことが失敗しないコツです。

食洗機は売れる?リサイクルショップやフリマで処分する方法

まだ使える食洗機なら、「売る」という選択肢も視野に入ります。

特に製造から5年以内のモデルや、有名メーカー製・動作確認済みの製品は、リサイクルショップやフリマアプリで買い手がつく可能性があります。廃棄コストを抑えながら、資源として再活用してもらえる点も魅力です。

フリマ・リサイクルショップで売れる食洗機の特徴
  • 製造から5年以内で動作確認がとれている
  • パナソニック、リンナイなどの人気メーカー製
  • 外観に大きな傷や汚れがなく清掃済み
  • 取り外しが済んでおり、すぐ引き渡せる状態になっている

ただし、買取を断られるケースもあります。

特にビルトイン型や年式が古いモデル、傷みが激しいものは値がつかないことが多いため、事前に査定を受けておくと安心です。

また、メルカリなどで売る場合は梱包・発送の手間がかかることにも留意してください。少しでも高く・手間なく売るには、複数の方法を比較して選びましょう。

食洗機の取り外しは自分でできる?手順と注意点まとめ

食洗機の処分を考える際、まず検討すべきなのが「自分で取り外せるかどうか」です。

卓上型であれば比較的簡単に外せますが、ビルトイン型は水道や電気配線が関わるため、誤って作業をすると漏水や感電などのリスクが発生する可能性もあります。

作業に自信がない場合は、無理せず業者への依頼を検討しましょう。

取り外し前に確認すべきポイント
  • 食洗機のタイプ(卓上型 or ビルトイン型)
  • 給水・排水ホースの接続状況と取り外し方法
  • 電源の位置とブレーカーの遮断可否
  • 止水栓と水道の元栓の確認・閉栓手順
  • 作業に必要な工具が手元にあるかどうか

食洗機の取り外しは、単なる「作業」ではなく、安全管理が求められる工程。

とくにビルトインタイプは、取り外しだけでなく周囲のキッチン設備への影響も考慮する必要があります。作業に慣れていない場合は、費用がかかってもプロに任せる方が結果的に安全で確実です。

食洗機を外す前に必ず確認したいポイント

取り外し作業を安全に進めるには、事前の確認が何より重要です。

特に水道や電気が関係するため、準備不足のまま作業を始めると漏水や感電などの事故につながるリスクがあります。焦らず落ち着いて、作業環境と設備の状態をひとつずつチェックしてから作業に移りましょう。

取り外し前に確認すべきポイント
  • 電源コードの位置とコンセントの状態を確認する
  • ブレーカーを落として電源を完全に遮断する
  • 給水ホースの元栓(止水栓)を閉める
  • 排水ホースの処理ルートと排水口を確認する
  • 必要な工具(モンキーレンチ・ドライバーなど)を手元に準備する

このような事前確認を怠ると、取り外し作業中に水が噴き出したり、電気がショートしたりする危険があります。

特に賃貸住宅では、損傷があった場合に原状回復費用を請求されることもあるため、慎重な準備が不可欠。少しでも不安を感じたら、無理せず専門業者のサポートを検討しましょう。

食洗機を自分で取り外すときの手順とコツ

卓上型食洗機であれば、自分で取り外すのはそこまで難しくありません。

とはいえ、水漏れや破損を防ぐためには順序と注意点をしっかり守る必要があります。特に配管まわりや電源の扱いを雑にすると、トラブルの原因になりかねません。

自分で食洗機を外す基本の手順
  1. 本体の電源コードを抜き、ブレーカーも落としておく
  2. 給水ホースの元栓(止水栓)をしっかり閉める
  3. 排水ホースを取り外し、水が残っていれば排出する
  4. 本体を固定している器具や金具を緩める
  5. 本体をゆっくり持ち上げて設置場所から取り出す

取り外しの際は、ホース内に残っている水がこぼれることが多いため、バケツや雑巾を用意しておくと安心です。

また、ビルトイン型は壁やキャビネットと一体化していることが多く、無理に外そうとすると周囲を傷つけてしまいます。不安なときは途中で作業を中断し、専門業者に引き継ぐ判断も重要です。

食洗機の取り外しを業者に依頼するときの流れと費用の目安

ビルトイン型や配管が複雑な食洗機を処分する場合、自分で外すよりも専門業者に依頼したほうが安全で確実です。

水道や電気に関する作業は専門知識が必要なため、誤った処理は事故や故障の原因になります。時間や手間、リスクを考えると、費用を払ってでもプロに任せる価値は十分にあります。

業者に取り外しを依頼する流れ
  1. 対応エリア内の業者をネットや口コミで探す
  2. メールまたは電話で見積もり・日程を相談する
  3. 作業当日は立ち会いのもと、取り外しを実施
  4. 必要に応じて処分・搬出も合わせて依頼できる

取り外し費用の相場は、卓上型で3,000〜5,000円前後、ビルトイン型だと8,000〜15,000円程度が一般的です。

なお、現場の状況によって追加料金が発生することもあるため、見積もり時に作業範囲を細かく確認しておくと安心です。複数社に相見積もりを取ると、適正価格が見えやすくなります。

食洗機の処分にかかるお金はいくら?費用を安くする方法も紹介

食洗機の処分費用は、依頼する方法や機種のタイプによって大きく変わります。自治体での粗大ごみ回収なら数百円で済みますが、不用品回収業者に依頼すると数千円〜1万円以上になることもあります。

さらに、ビルトイン型の場合は取り外し費用も発生するため、トータルコストを意識する必要があります。

主な処分方法と費用の目安(東京都内の一例)

処分方法費用の目安備考
自治体の粗大ごみ300〜800円処理券を貼って指定日に出す形式
不用品回収業者5,000〜10,000円前後搬出や即日対応の料金が加算される
取り外し作業費用3,000〜15,000円ビルトイン型は高額になる傾向あり
リサイクル売却-(売却価格)状態が良ければ費用ではなく収入に

費用を抑えるには、自治体回収+自力取り外しがもっとも安上がりです。

フリマアプリで売却できれば、逆に収入になることも。処分にかかる手間とコストのバランスを見ながら、自分に合った方法を選びましょう。また、複数の業者に見積もりを依頼することで、適正価格を把握しやすくなります。

食洗機の処分方法まとめ

食洗機を捨てる前に、「本当に処分すべきか」「安全に処分できるか」を見直すことが大切です。

故障していない場合は売却や譲渡という選択肢もありますし、設置状況によっては取り外しの手間や費用が予想以上にかかることもあります。

処分方法だけでなく、作業前の準備や周辺への影響まで、総合的にチェックしておきましょう。

処分前に確認しておきたいチェック項目
  • まだ使える機種なら、売却や譲渡できないか再検討する
  • 卓上型かビルトイン型かで処分手段と費用が変わる
  • 水道・電気の処理方法や元栓の場所を事前に確認する
  • 搬出経路や設置場所に破損リスクがないかを見ておく
  • 賃貸の場合、原状回復義務があるか管理会社に確認する

このように、食洗機の処分には「不要になったから捨てる」以上の準備が求められます。後悔しないためにも、設置状況・処分手段・費用・作業リスクの4点をバランスよく考慮し、自分にとって最適な方法を見極めましょう。

わずかな手間で、費用やトラブルを大きく回避できることもあります。

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