引っ越し後だけでなく、通販を利用したり、家電を買ったりするといつの間にか溜まっている「段ボール」。
段ボールを開いて、紐でくくってしまえば良いと分かっていてもついつい先延ばしにしてしまうこともありますよね。
中には「段ボールってどうやって捨てるのが正解なんだろう?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
そこでこの記事では「正しい段ボールの処分方法」を解説します。
紐でくくるのも面倒!という方向けに「楽に処分する方法」も合わせて解説しているので参考にしていただければ幸いです。
段ボールは燃えるごみではなく資源ごみとして処分するのが正解
まず、段ボールを処分する際の区分を解説します。段ボールの材質は紙と似ているため「燃えるゴミで出せるのでは?」と思われがちです。
しかし、段ボールはリサイクルが可能なため「資源ごみ」として処分するのが正しい方法です。
細かくボロボロになってしまった段ボールは燃えるゴミとしてもOKですが、潰した状態のきれいな段ボールは資源ごみとしてリサイクルする必要があるため覚えておきましょう。
ただまとめただけで、指定の回収場所に捨てない場合は「不法投棄」として罰せられる可能性もあるため、必ず「正しく処分すること」が重要です。
汚れがついている段ボールは可燃ごみとして処分が可能
既に汚れがついており、リサイクルが難しい段ボールに関しては、小さくちぎる/切って可燃ごみとして捨てることができます。
目安としては可燃ごみ用のゴミ袋に収まるくらいのサイズにすればOKです。袋からはみ出るサイズのまま捨てると、回収されない可能性もあるので注意しましょう。
段ボールの処分方法は主に3種類!回収場所や依頼先は?
段ボールは資源ごみになると伝えましたが、どこにどうやって捨てるのかまで知らないと意味がありませんよね。
段ボールの主な処分方法は以下の3つです。
- 自治体のルールに則って回収場所へ持っていく・捨てる
- 引っ越しの際に出た段ボールは引越し業者に依頼ができることも
- 不用品回収業者・古紙回収業者に段ボールを処分してもらう
もう段ボールの捨て方で悩まなくていいように、それぞれの処分方法の概要からメリット・デメリットまで詳しく解説していきます。
段ボールを自治体のルールに則って回収場所へ持っていく・捨てる
一番オーソドックスなのが、自治体のルールに則って回収場所へ捨てる方法です。その際には、以下の3点を必ずチェックしましょう。
- 回収曜日: 多くの自治体では、週に1回程度、資源ゴミの回収が行われています。
- 回収場所: 指定されたゴミ置き場や集積場所へ持っていきます。
- その他のルール: 段ボールの大きさや重さに関する制限、紐の種類や縛り方に関する指示など、自治体によってルールが定められています。
回収場所は、自治体から配布されている「ごみの分別表」を確認すれば最寄りの集積所が分かります。
資源ごみを含め、ゴミの回収は「午前8時まで」となっている場合が多いため、時間には余裕を持って集積所に段ボールを持っていくようにしましょう。
また、複数枚段ボールがある場合には、必ず紐でまとめてから資源ごみに出すことを心がけましょう。
自治体の集積所に段ボールを持っていくメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | ・デメリット |
---|---|
無料資源ごみとしてリサイクルできるため環境にも優しい溜め込まない限り捨てるのが楽自分のタイミングで処分することができる | 回収曜日・時間帯に制限がある紐で束ねる手間がかかる重量制限がある自治体もあるルールを守っていないと不法投棄にあたるリスクあり |
最大のメリットは、手間がかかるかわりに「無料」で段ボールを処分できる点ですね。そこまで処分する段ボールが多くないときには、自治体で処分する方法がおすすめです。
引っ越しの際に出た段ボールは引越し業者に依頼ができることも
多くの引越し業者は、オプションサービスとして段ボール回収を提供しています。
引っ越しは大量の段ボールが出てしまうため、引っ越し業者にまとめて依頼する方法は、賢い手段の一つといえます。
ただし、すべての引越し業者が段ボールの回収を「サービス」としてしているわけでなく、オプション料金がかかったり、そもそも未対応の場合もあるので事前確認は必須です。
引越し業者に段ボールを回収してもらうメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
手間がかからない確実に回収してもらえる時間短縮になる | 回収に費用がかかる場合があるすべての引越し業者が対応しているわけではない回収できる数量に制限がある場合がある |
無料で回収までしてくれる場合は率先して利用しておきたいですね。しかし、回収期間や上限個数が決まっていることもあるので、その点は要確認です。
不用品回収業者・古紙回収業者に段ボールを処分してもらう
段ボールも不用品といえば、不用品です。そのため、不用品回収業者に回収してもらう、もしくは古紙回収業者に回収してもらうことも可能。
ただし、どちらも費用がかかるため自分で捨てられる量(捨てる気になれる量)であれば、自分で捨てたほうが経済的にはお得です。
しかし、引越時に段ボールだけでなく他にもいらないものが出た、壊れた家電を放置したままでスペースをとっているケースもありますよね。
こうした「他にも処分するもの」がある場合は、まるっと不用品回収業者に依頼するほうが時間的にも金銭面的にもお得になることがあります。
メリット | デメリット |
手間がかからない確実に回収してもらえる時間短縮になる時間の融通が効くその他の不用品もまとめて処分できる数量の上限がない | 回収に費用がかかる段ボール回収のみだと割高に悪徳業者には注意が必要(会社情報が不明・webサイトがないなど) |
不用品回収業者等を使って段ボールを処分する一番のメリットは「その他のいらないもの」もまとめて処分できる点です。
不用品や壊れた家電は生活スペースを狭くしてしまいます。そして「いつかは処分しなきゃ」と思いながら放置してしまいがち。
その点、不用品回収業者に依頼すればこうしたストレスからも開放されますよね。
もし、引越し後にいらないものが出た、思ったよりも居住スペースが狭くなってしまったから断捨離したいと考えている場合は、不用品回収業者の利用も検討してみましょう。
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段ボールだけを捨てたいのであれば自治体のルールに則って捨てるのがおすすめ
もし、段ボールのみを処分したいのであれば「自治体のルールに従って捨てる」のがおすすめです。多少の手間はかかりますが、費用もかかりませんし、集積所に持っていくだけでOKですからね。
マンションにお住まいの場合、ゴミ捨て場においておけば管理人がまとめてくれることもあるでしょう。k
ただし、段ボールの数量が多すぎて手をつけたくない!という方は次に紹介する方法がおすすめです。
めんどくさがり屋さんでもOK!
段ボールを捨てる際の注意点!個人情報には気をつけて
段ボールを自治体の集積所・回収場所に捨てる場合、いくつか注意点があります。特にラベルの剥がし忘れによる「個人情報の漏洩」は絶対に避けるようにしてください。
具体的な注意点は以下の3点です。
- 個人情報が書かれているラベルは必ず剥がす
- びしょ濡れになってしまうと回収不可になってしまう可能あり
- 紐でまとめて捨てるのがマナー!ガムテープはNG?
個人情報が書かれているラベルは必ず剥がす
段ボールには、通販で購入した際の送り先住所や氏名などが書かれたラベルが付いていることがよくあります。
個人情報が付いたまま捨ててしまうと、悪用される可能性があるので、必ず剥がしてから捨てましょう。
もし、テープがなかなか剥がせない、剥がすと段ボールが崩れてしまいそうという場合には、目隠しスタンプ(個人情報にモザイクをかけるため)などを使って、個人情報が他者に見られないよう工夫してから捨てることをおすすめします。
びしょ濡れになってしまうと回収不可になってしまう可能あり
段ボールが雨などで濡れてしまうと、破れてしまったり、重たくなってしまったりして、回収できない(リサイクル不可になる)可能性があります。
そのため、濡れた段ボールは、乾いてから捨てるようにしましょう。外が雨の場合には、翌週以降の晴れた回収日に出す必要があるということです。
どうしても濡れたままでも捨てなければならない場合は、ちぎったうえで別の袋に入れて出す(可燃ごみとして)などの対応をする必要があります。
紐でまとめて捨てるのがマナー!ガムテープはNG?
段ボールを捨てる際は、紐でまとめて出すのがマナーです。また、紐に関しても自治体によって縛る紐の材質が指定されている場合もありますので、事前チェックが必要です。
ガムテープや養生テープ、結束バンドなどでまとめようと考えている人もいるかもしれませんが「リサイクルできないもの」はまとめるものとして不適切なので覚えておきましょう。
紙製の紐でまとめるのが一番無難です。
段ボール以外の不用品もある場合は不用品回収業者に依頼するのがおすすめ
引っ越しや大掃除などで大量の不用品が出てしまった場合、処分に困ってしまうことがあります。特に、段ボール以外にも家具や家電といった大型の不用品がある場合は、自分で運搬するのは大変です。
こうしたケースでは、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
不用品回収業者を利用すれば、家具や家電などの大型不用品から、衣類や書籍といった小型の不用品まで、幅広い種類の不用品を回収してもらうことができます。
不用品回収業者に依頼するメリットは、大きく以下の3つが挙げられます。
手間がかからない
自分で不用品を運搬したり、処分方法を調べたりする必要がありません。不用品回収業者に依頼すれば、すべて業者に任せきることができ、時間を有効活用することができます。
迅速かつ安全に処分できる
家具や家電といった大型の不用品は、自分で運搬しようとすると、ケガをしてしまう可能性があります。不用品回収業者は、経験豊富なスタッフが安全に運搬作業を行うので、安心です。
適切な処分方法で環境保護にも貢献できる
不用品回収業者は、回収した不用品をリサイクルやリユースできるものは、リサイクルやリユースを行い、処分できないものは適切に処理します。
不用品回収業者を選ぶ際のポイント
不用品回収業者を選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 【料金】業者のによって料金体系が異なるので、複数の業者を比較して見積もりを取ることをおすすめします。
- 【対応エリア】 自分が住んでいる地域に対応している業者を選ぶ必要があります。
- 【回収できる不用品】 業者によって回収できる不用品の種類が異なるので、事前に確認する必要があります。
- 【口コミや評判】 過去の利用者の口コミや評判を参考に選ぶようにしましょう。
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今すぐではなくとも、引っ越しのタイミングや大掃除、断捨離等で「捨てるものが多すぎて困った」というときにはご気軽にご連絡ください。
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