ドライヤーを買い替えるとき、「ドライヤーってどうやって捨てたらいいの?」と迷う人も多いのではないでしょうか。自治体によって手数料や回収日などのルールが異なりますし、調べるのも面倒に感じてついそのまま放置してしまいがちです。
「忙しくて時間がないから、とにかく簡単に捨てたい」
「できるだけ費用を抑えたい」
「高級ドライヤーだから、少しでも高く売りたい」
そのようなニーズを抱えた人向けに、この記事ではドライヤーの処分方法についてわかりやすく解説していきます。
- ドライヤーの多くは「不燃ごみ」として処分できる
- 人気商品であれば高値で売れる可能性も
- 「すぐに処分したい」「他の不用品もまとめて処分したい」という場合は不用品回収業者がおすすめ
ドライヤーを処分する前に知っておきたい基礎知識
ドライヤーの処分方法についてご紹介する前に、まずは以下3つの基本的なポイントを押さえておきましょう。
- ドライヤーの寿命と買い替えのサイン
- ドライヤーは小型家電リサイクル法の対象
- リユースの可能性
上記について理解しておけば、よりスムーズに処分方法を選べるようになります。
「早く処分方法について知りたい!」とお考えの方は、このあとの「ドライヤーの処分方法6選:費用や手間・メリットを比較」にお進みください。
ドライヤーの寿命と買い替えのサイン
一般的に、ドライヤーの寿命は3~4年程度と言われています。ただし、これはあくまで目安であり、使用頻度や保管状態によって変わってきます。
特に注意したいのが「火災リスク」です。もし本体やコードが異常に熱くなったり、焦げ臭いにおいがしたりする場合は、すぐに使用を中止し処分を検討しましょう。
また、温風が弱くなって髪を乾かすのに時間がかかるようになった場合も、買い替えのサイン。そのまま使い続けても電気代が高くなってしまうため、早めに交換するのもひとつの手です。
ドライヤーは小型家電リサイクル法の対象
ドライヤーは「小型家電リサイクル法」の対象であり、リサイクルが推奨される製品の一つです。ドライヤー内部に含まれるレアメタルや貴金属を回収することで、環境への負荷を減らしつつ資源を有効活用できます。
しかし、必ずしも小型家電回収ボックスに入れなければならないわけではありません。ドライヤーは不燃ごみや粗大ごみとして処分できますし、不用品回収業者に依頼することも可能です。
まずは、お住まいの地域の分別ルールを確認し、その上で「リサイクル」「廃棄」「売却・譲渡」のうちどれを選びたいか考えてみましょう。
まだ使えるなら売却やリユースも検討を
「まだ問題なく使えるけれど、新しいモデルが欲しい」「性能に不満がある」といった理由でドライヤーを手放す場合は「捨てる」以外の選択肢も考えてみましょう。
特に、DysonやPanasonicなど人気の高い製品は、中古市場でも需要が高く、売却できれば臨時収入が得られます。また動作に問題がなくても、外観が古くなっている場合は、部品取り用として買い取ってもらえることも稀にあります。
「まだ使えるのにもったいない」と感じたら、まずは売却できないか調べてみるのがおすすめです。
ドライヤーの処分方法7選:費用や手間・メリットを比較
ここからはいよいよ、ドライヤーの具体的な処分方法を7つご紹介します。比較しやすいよう、処分方法ごとの手順や費用、メリット・デメリットを表にまとめました。
処分方法 | 手順 | 費用 | メリット | デメリット |
1. 自治体の回収 (不燃ごみ/粗大ゴミ) | 分別方法の確認(自治体HP等)(粗大ごみの場合)予約と手数料シール購入指定された回収日・場所に出す | 不燃ごみ:ゴミ袋代のみ粗大ごみ:200円~500円前後 | 安価または無料で処分できる可能性が高い自治体の公式サービスなので安心感がある | 回収日が限られている大型ドライヤーは粗大ごみ扱いになり、手続きが面倒な場合がある |
2. 小型家電回収ボックス | 設置場所・利用可能時間の確認ドライヤーの投入リサイクル処理 | 無料 | 無料で処分できるレアメタルをリサイクルできるので環境に優しい自分のタイミングで処分できる | 設置場所が近くにない場合、持ち込みに手間がかかるボックスの投入口よりも大きいドライヤーは処分できない |
3. 家電量販店での引き取り/下取り | ドライヤー引き取りサービスのチェック(電話/ウェブサイト)店舗に持ち込む料金を支払って完了 | 店舗により異なる | 買い替えと同時に古いドライヤーを処分できるので効率的店舗やタイミングによっては下取り割引やキャンペーンを利用できる | 店舗によって対応が異なるため、事前の確認が必須新しいドライヤーの購入が条件となる場合がある |
4. リサイクルショップで売却 | 電話で査定確認査定方法の選択(店頭/宅配)売却成立またはキャンセル | 無料 (売却できれば査定額を受け取れる) | 処分費用がかからず、収入を得られるジャンク品でも、プロの査定により思わぬ価値がつく場合も | 人気モデルや新しいものでないと、買取不可になる場合がある店頭への持ち運びや査定待ちなど、多少の手間がかかる |
5. フリマアプリ/ネットオークションで売却 | アカウント作成出品 (写真撮影、説明文作成)取引完了 (梱包・発送) | 出品自体は無料売却益から手数料や送料が引かれる | 値段を自分で設定できる人気商品なら高値での売却を期待できる在庫リスクがない | 出品や梱包などを自分で行う必要があるため、手間がかかる購入者との間でトラブルが発生する可能性がある必ず売れるとは限らず、処分に時間がかかる可能性がある |
6. 知人/ジモティーなどで譲渡 | (ジモティーの場合)登録・出品引き取り手と取引方法を決める引き渡し | 無料 (宅配の場合は送料が発生) | ものをムダにせず有効活用できる処分費用がかからないことが多い | 故障や動作トラブルが起きた場合、個人間で揉める可能性がある譲り先が見つかるまで時間がかかる場合があり、すぐに処分できないことも |
7. 不用品回収業者に依頼 | 問い合わせと見積もり確認予約回収当日 | 数千円~ (回収量によって変動) | 回収日を待つ必要がなく、好きなタイミングで処分できる搬出や仕分け作業までスタッフに任せられるため、負担が少ないドライヤー以外に大型の家電や家具もまとめて整理したい場合に便利 | 処分費用が高くなりがち「無料回収」をうたう業者は信頼性が低い業者選びに注意が必要 |
「手間をかけたくない」「すぐに処分したい」「できるだけ費用を抑えたい」など、重視するポイントによっておすすめの方法は変わります。ご自身にぴったりの方法を見つけてください。
自治体の回収(不燃ごみ/粗大ゴミ)
最も一般的で身近な方法が、自治体によるゴミ回収を利用することです。多くの地域では、ドライヤーは「不燃ごみ」または「金属ごみ」に分類されますが、サイズによっては粗大ごみ扱いになることもあります。
まずは、自治体のウェブサイトや電話で、分別方法を確認しておくのがおすすめです。
自治体回収による処分の流れ
処分したいドライヤーが粗大ごみに該当するのか、それとも不燃ごみとして処分できるのかによって手順が変わります。
手順 | 内容 | 注意点 |
分別方法の確認 | 自治体HPや区役所でドライヤーの分別カテゴリを確認。「不燃ごみ」なら指定日に出すだけ。 | 捨てたいドライヤーが「粗大ゴミ」に該当する場合は予約が必要。 |
粗大ごみの場合は予約と手数料シールの購入 | オンラインまたは電話で予約し、手数料シール等を購入。 | シールが貼られていないと回収されない可能性があるため注意 |
指定された回収日・回収場所に出す | 指定された回収日と回収場所に出すだけで処分完了。 | 当日は忘れずに朝早くごみ集積所まで運び出すこと。 |
もし不燃ごみとして処分できる場合は、決められた日の朝に回収場所に出すだけで処分が完了します。
一方、粗大ごみとして捨てる場合は「回収日時の予約」と「粗大ごみ処理手数料券(シール)の購入」が必要です。
粗大ごみ用のシールは、郵便局やスーパーマーケット、ドラッグストア等で購入できます。また回収日時については、ゴミ受付センターに電話するか、専用サイトから連絡を入れ、調整しましょう。
自治体回収による処分の費用やメリット・デメリット
ゴミとして自治体に回収してもらう場合、不燃ごみか粗大ごみかによってかかる費用も変わります。
- 不燃ごみならゴミ袋代のみ
- 粗大ごみとして処分するなら200円〜500円前後
一般的なドライヤーの多くは不燃ごみとして処分できるでしょう。そのため無料で処分できるケースが多いです。
とはいえ、製品によっては粗大ごみに該当する可能性もあります。粗大ごみになるかどうかで手間や金額が変わるため、事前の確認が大切です。
自治体による回収のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
安価または無料で処分できる可能性が高く、基本的に費用は最小限で済む自治体の公式サービスなので、手続きを踏めば安心感がある | 回収日が月に1〜2回など限られており、すぐに処分したい場合は不向き大型ドライヤーだと粗大ゴミの予約手続きが面倒だったり、料金が上乗せされることがある |
やはりかかる手間が少ないのが魅力的ですね。普段のゴミ出しと同様に処分できるケースも多いため、手軽に手放せるでしょう。
一方、回収までに時間がかかることもあります。特に、粗大ごみとして処分する場合は手続きが必要です。回収日の予約やシール購入を忘れないように注意しましょう。
小型家電回収ボックスで無料リサイクル
役所や商業施設などに設置されている「小型家電回収ボックス」も、ドライヤーを処分する際に便利です。ボックスに投函するだけでリサイクルに出せるため、手軽でありながらも環境にも優しい処分方法です。
「小型家電回収ボックス」とは、使用済みの小型家電をリサイクルするために、公共施設や協力店舗、市役所などに設置されている専用ボックスのこと。設置されている施設が営業している間は、自由に投函できます。
小型家電回収ボックスでの処分の流れ
小型家電回収ボックスの設置場所が分かれば、あとはスムーズに処分できます。
手順 | 内容 | 注意点 |
1. 設置場所・利用可能時間の確認 | 自治体や公共施設のホームページなどで、設置されている場所・利用可能時間を調べる。 | 場所によっては、市役所や図書館、家電量販店に設置されていることもあるので、要確認です。 |
2. ドライヤーの投入 | 営業時間内に足を運び、回収ボックスの投入口へドライヤーを投入する。 | 入口が小さめの場合は、ドライヤーが入らない可能性もあるため、事前にサイズを測っておくと安心です。 |
3. リサイクル処理 | その後は自治体側で金属のリサイクルが進められる。 | ボックスに入れたあとは取り出せないので、入れる前に再チェックして、間違いがないか確認しましょう。 |
多くの自治体では公共施設のほか、大型ショッピングモールにもボックスが設置されています。具体的な設置箇所に関しては自治体の公式ホームページに記載されていることが多いため、気になる人はチェックしておきましょう。
小型家電回収ボックスでの処分費用・メリット・デメリット
小型家電回収ボックスを利用すれば、処分にかかる費用は無料です。お金をかけずに処分できるのは魅力的ですね。しかし住んでいる自治体によっては回収ボックス設置箇所が少なく、面倒に感じるかもしれません。
メリット | デメリット |
無料で処分できるレアメタルをリサイクルできるため環境に優しい自分のタイミングで処分できる | 設置場所が近くにない場合、持ち込みに手間がかかるボックスの投入口よりも大きいドライヤーだと処分できない |
処分するタイミングを自分で選べるため、「土日にまとめて処分したい」という人にもおすすめです。ただし施設によっては日曜・祝日は営業していない場合もあるため、事前に営業時間を確認しておきましょう。
家電量販店での引き取りや下取り
ヤマダ電機、エディオン、ケーズデンキ、ジョーシン、ビックカメラなど多くの大手家電量販店では、ドライヤーの引き取りを行っています。
新しいドライヤーを購入する際に古いドライヤーを持ち込むと、下取り価格がついたり、割引が受けられたりする場合も。手軽に処分するだけでなく、ドライヤーをお得に買い替えたい人におすすめな処分方法です。
家電量販店での引き取りや下取りを利用する場合の処分の流れ
引き取りを依頼する場合は、家電量販店に処分したいドライヤーを持ち込むだけで、ほぼ処分が完了するケースが多いです。
手順 | 内容 | 注意点 |
1. ドライヤー引き取りサービスのチェック | 近くの家電量販店にて「ドライヤー回収サービス」を利用できるか確認する | 電話またはウェブサイトで確認するとスムーズ。下取りキャンペーンの情報も確認しましょう。 |
2. 店舗に持ち込む | 回収してもらいたい家電量販店に、不要になったドライヤーを申し込む | 買い替えの場合は、古いドライヤーを店員に渡すだけで済む場合もある。 |
3. 料金を支払って完了 | 必要な場合は回収料金を支払う | ドライヤーの状態や店舗によっては、回収費用が変わる場合もある。 |
新しいドライヤーを買うついでに処分もできるのが嬉しいポイント。店舗によっては店頭まで行かなくても、宅配で回収してもらえる場合があります。わざわざ店頭を訪れることなく処分できるため、忙しい人にとっても魅力的ですね。
家電量販店での引き取りや下取りを利用する場合の費用やメリット・デメリット
まずは必要な費用について確認しておきましょう。実際の引き取り金額や下取りの有無は店舗によって異なります。最新情報は公式サイトまたは店頭でご確認ください。
家電量販店 | 回収費用 | 下取りの可否 | 備考 |
ヤマダ電機 | 550円前後 | 新規購入と同時なら割引あり | 店舗や宅配でも対応 |
エディオン | 550円前後 | 条件付きで下取り割引 | 店舗によって宅配回収可 |
ケーズデンキ | 0〜550円 | タイミング次第で無料回収の可能性 | 新規購入時に特典がつく場合あり |
ジョーシン | 0〜550円 | キャンペーンで無料になる事例あり | まとめて回収依頼すると安くなることも |
ビックカメラ | 550円前後 | 新規購入でポイント還元あり | ダンボールでの郵送回収可 |
ドライヤーを下取りに出せば、新しいドライヤーを購入する際に割引やポイント還元を受けられます。回収サービスの内容でドライヤーの購入店舗を決めるのもひとつの手ですね。
メリット・デメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
メリット | デメリット |
買い替えと同時に古いドライヤーを処分できるので効率的店舗やタイミングによっては下取り割引やキャンペーンを利用できる | 店舗によって対応が異なるため、事前の確認が必須新しいドライヤーの購入が条件となる場合がある |
新しいドライヤーを選ぶのと同時に古いドライヤーを処分できるため、買い替えのタイミングで利用すると便利です。一方「回収のみ」には対応していない場合が多いため、買い替えをしない人には向いていません。店舗ごとの特典や対応状況は随時変わります。電話や公式サイトで情報を確認してから持ち込むのがおすすめです。
リサイクルショップで売却する
比較的新しいモデルや、人気メーカーのドライヤーであれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。店舗での査定だけでなく、場合によっては訪問査定や宅配買取も利用可能です。
リサイクルショップで売却する場合の処分の流れ
リサイクルショップに持ち込んで査定を受け、査定額に納得がいけば売却するのが基本的な流れです。
手順 | 内容 | 注意点 |
1. 電話で査定確認 | リサイクルショップに電話し、ドライヤーのメーカー・型番・状態を伝えて買取可能か確認する | ドライヤーに関する情報(メーカーや製品名、製造年月など)を整理しておくとスムーズ。 |
2. 査定方法の選択 | 店頭に持ち込むか、宅配買取で査定を受ける | 宅配買取の場合は、梱包作業が必要。送料無料のキットを用意している店舗もある。 |
3. 売却成立またはキャンセル | 査定額に納得できたら売却成立。納得がいかない場合はキャンセルも可能 | 店舗によってはキャンセル時に返送料が発生する場合がある |
すべてのリサイクルショップがドライヤーの買い取りを行っているわけではありません。事前に問い合わせておけば、よりスムーズに売却できるでしょう。
リサイクルショップで売却する場合の費用やメリット・デメリット
リサイクルショップで売却できれば、処分費用はかからず、むしろ査定額を受け取れます。経済的なメリットが大きく、かつ手軽に処分できるのは魅力的ですね。
宅配買取を利用する場合、送料が不要な店舗だけでなく、自己負担となる店舗があります。ドライヤーの買取価格次第では売却益が得られなくなるため、そのことも考慮したうえでリサイクルショップを選びましょう。
またメリットやデメリットについてもまとめました。
メリット | デメリット |
処分費用がかからず、収入を得られるジャンク品でも、プロの査定により思わぬ価値がつく場合も | 人気モデルや新しいものでないと、買取不可になる場合がある店頭への持ち運びや査定待ちなど、多少の手間がかかる |
新しいモデルや人気ブランドのドライヤーは、高値で買い取ってもらえる可能性が高いです。また店頭で査定を受ければ、その場で現金化できます。
ただし古いドライヤーや状態が悪いものは、値段がつかないだけでなく、引き取り自体を断られてしまうことも。売却したいドライヤーの型番や製造年を事前に伝えてから持ち込むのが無難です。
フリマアプリやネットオークションで売却する
「メルカリ」や「ヤフオク!」などを利用すれば、リサイクルショップよりも高値で売れる場合があります。
ただし写真撮影、出品ページ作成、購入希望者とのやり取り、梱包などをすべて自分で行わなければなりません。それでもリサイクルショップより自由度が高く、自分で価格を設定できるのが特徴です。
フリマアプリやネットオークションで売却する場合の処分の流れ
フリマアプリやネットオークションを利用する場合、他の処分方法よりも手間がかかってしまいます。ただし多くの人にリーチできるため、場合によってはすぐに買い手が見つかるかもしれません。
手順 | 内容 | 注意点 |
1. アカウント作成 | フリマアプリやオークションサイトのアカウントを作成する | 本人確認など初期登録に数日程度かかる場合がある。 |
2. 出品 | ドライヤーの写真や説明文を掲載して出品する | 状態がわかりやすい写真や詳しい説明文を作成する。 |
3. 取引完了 | 購入者が決まったら、梱包・発送して取引を完了する | 送料が高くならないよう、サイズや発送方法を事前に確認しておく。 |
特に重要なのが「出品」のステップです。商品の状態や同梱物がわかりやすいよう、きれいな写真を撮影する必要があります。またメーカーや商品の名前、使用期間、状態などを説明文に詳しく記載しましょう。
費用・メリット・デメリット
出品自体には費用がかかりませんが、買い取ってもらった場合に売却益から手数料が引かれるケースが多いです。また購入者に届けるまでの送料もかかる場合があります。
それでも、値段を自分で設定しやすい分、リサイクルショップよりも高値で売却しやすいです。特に人気の高いドライヤーを出品すれば、最終的に得られる金額はリサイクルショップよりも高くなると考えられます。
費用だけでなく、メリットとデメリットについても確認しておきましょう。
メリット | デメリット(注意点) |
値段を自分で設定できる人気商品なら高値での売却を期待できる在庫リスクがない(売れてから送ればOK)ので、自宅に保管したままやり取りできる | 出品や梱包などを自分で行う必要があるため、手間がかかる購入者との間でトラブルが発生する可能性がある必ず売れるとは限らず、処分に時間がかかる可能性がある |
やはり最大のメリットは「自分で価格を決められる」という点。動作確認の様子や付属品の写真を掲載すると、ユーザーからの信頼性が高まり、スムーズに取引しやすくなります。
ただし購入希望者との連絡に慣れるまでは、ストレスを感じるかもしれません。また、商品が売れるまでに時間がかかる場合があるため、すぐに処分したい人は別の方法を検討してみましょう。
知人・ジモティーなどで譲渡する
まだ使えるドライヤーを処分するのがもったいないと感じる場合は、知人に譲るのもひとつの手です。また「ジモティー」のような地域密着型の掲示板サービスでもらい手を探すのもよいでしょう。
必要としている人に使ってもらえれば、処分費用がかからず、ドライヤーを有効活用できます。
知人・ジモティーなどで譲渡する場合の処分の流れ
知人を探すだけでなく「ジモティー」などの掲示板を使えばさらに多くの人にリーチできます。ここでは「ジモティー」を使った処分の流れをご紹介します。
手順 | 内容 | 注意点 |
「ジモティー」に登録する | 掲示板に会員登録し、出品する | 本人登録には時間がかかるほか、身分証の認証が必要になることも。 |
出品する | ドライヤーの状態をわかりやすく正確に掲載する | 動作確認の結果や、傷・汚れの程度などを具体的に説明すると、ユーザーも購入を検討しやすい。 |
引き取り手と取引方法を決める | 引き取り手が見つかったら引き渡しの方法や日程を決める | 直接会って渡すなら送料が不要。ただし住所が相手にバレないよう注意が必要。 |
引き渡し | 当日に相手に引き渡す、もしくは発送して完了 | 不具合が発生しないか、お互いに合意の上でやり取りしておくとより安心 |
「ジモティー」なら宅配だけでなく、対面での引き渡しも可能です。発送や梱包の手間を省けますが、住所がバレてしまわないよう自宅以外の場所で渡すのがおすすめです。
知人・ジモティーなどで譲渡する場合の費用・メリット・デメリット
譲渡するのであれば、処分にかかる費用は基本的に無料です。ただし宅配で引き渡す場合は送料が発生する可能性があります。
必要に応じて送料だけ負担すれば済むので、ほぼノーコストでドライヤーを手放せるでしょう。
メリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット(注意点) |
ものをムダにせず有効活用できる処分費用がかからないことが多い | 故障や動作トラブルが起きた場合、個人間で揉める可能性がある譲り先が見つかるまで時間がかかる場合があり、すぐに処分できないことも |
「捨てるにはもったいない」と感じるドライヤーを有効活用してもらえるのは、やはり嬉しいですよね。
相手がドライヤーを探しているのであれば、喜んで受け取ってもらえる可能性もあります。環境面だけでなく、対人関係においてもメリットが得られるかもしれません。
ただし個人間の取引では、トラブルが起こることもあります。特に動作確認が不十分だと、後で「動かない」とクレームが来る恐れがあります。引き渡し前に、ドライヤーの状態を細かく確認しておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
「すぐに処分したい」「ドライヤー以外に大型の家電や家具もまとめて整理したい」といった場合は、不用品回収業者が便利です。電話やメール、オンラインで予約するだけで、最短で当日に回収に来てくれることも多く、部屋からの運び出し作業をすべて任せられます。
h4. 不用品回収業者に依頼する場合の処分の流れ
不用品回収業者に依頼する場合、連絡して回収日時を決めるだけでほぼ完了します。手軽に不用品を処分できるのが最大の強みです。
手順 | 内容 | 注意点 |
1. 問い合わせと見積もり確認 | 業者に問い合わせ、回収日や料金プランの見積もりを確認する | 複数社に見積もりを依頼し、サービスや価格を比較するのがおすすめ。 |
2. 予約 | 納得できれば、日程を決めて予約する | 回収品が多い場合は、積載量に応じたパックプランなどが提案されることもある。 |
3. 回収当日 | 当日、スタッフが訪問し、ドライヤーやその他の不用品をまとめて回収する | 分別や積み込みなどはスタッフが行うため、依頼者が作業する必要はない。 |
不用品回収業者を利用するうえで最も大切なのが「業者選び」です。このあと詳しく解説しますが、信頼できる不用品回収業者を選ばないとトラブルに巻き込まれてしまうおそれがあります。
不用品回収業者に依頼する場合の費用・メリット・デメリット
不用品回収業者に依頼すると、数千円の費用がかかります。これだけ聞くと「ドライヤーを処分するのに数千円も払うなんて……」と感じてしまいますよね。
しかし不用品回収業者の料金は「回収する量」によっていくつかのプランが設けられているケースが多いです。そのためドライヤーだけでなく他の不用品もまとめて依頼する場合でも、一定量までは同じ料金で回収してもらえます。
引っ越し前など、大量に処分したいものがある場合は、パック料金などのお得なプランが利用できる場合もあります。ドライヤー以外の家具や家電も一気に処分したいなら、むしろコストパフォーマンスの良い処分方法と言えるでしょう。
メリット | デメリット(注意点) |
回収日を待つ必要がなく、好きなタイミングで処分できる搬出や仕分け作業までスタッフに任せられるため、負担が少ない | 処分費用が高くなりがち「無料回収」をうたう業者は信頼性が低い業者選びに注意が必要 |
依頼すれば最短で即日対応してくれる業者も多く、急いで処分したい人にとっては便利な処分方法です。大型の家具や家電も同時に処分できるため、手間を大幅に減らせます。
ただし、違法投棄をしたり、高額な費用をあとから請求してくる業者も存在します。このあとご紹介する方法を踏まえ、不用品回収業者は慎重に選びましょう。
信頼できる不用品回収業者の選び方
「無料回収」をやたらとアピールする業者には、注意が必要です。そのような業者の中には、過剰な請求や不法投棄を行う悪質な業者が紛れている可能性があります。
そのため不用品回収業者を利用する際は、以下のように慎重に選ぶのがおすすめです。
- 複数の業者から見積もりを取る
- 口コミや公式サイトに公開されている情報をチェックする
- 「古物商許可」や「一般廃棄物収集運搬許可」を取得しているか確認する
複数の不用品を一度に処分したい場合は、割引やお得なパックプランがある業者を選ぶと費用をより抑えられます。
捨て方別の費用・手間・メリットまとめ表
「結局、どの方法が一番良いの?」と迷っている方のために、ここまで紹介してきた処分方法を「費用」「手間」「即スピード」の3つの観点から比較し、表にまとめました。
重視するポイントは人それぞれ異なりますので、ご自身の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
処分方法 | 費用 | 手間 | スピード |
自治体回収(不燃・粗大) | 無料〜数百円 | 回収日や受付手続きがある | 低(収集日待ち) |
小型家電回収ボックス | 無料 | 持ち込みが必要 | 高(好きな時に持参可能) |
家電量販店下取り・引取 | 無料〜550円程度 | 店舗まで行く手間 | 中(買い替え時に即処分) |
リサイクルショップ | 売却益が得られる | 持ち込み/宅配の手続き | 中〜高(混雑状況やショップの有無により変動) |
フリマアプリ・ネットオークション | 売却益が得られる | 出品・やりとり・梱包が大変 | 中(売れればすぐ処分可能) |
知人・ジモティー譲渡 | ほぼ無料 | 相手探し・連絡が必須 | 流動的(相手次第) |
不用品回収業者 | 数千円〜 | 電話予約のみで作業お任せ | 高(最短当日回収OK) |
「面倒だからすぐに処分してしまいたい!」と考える人は「小型家電ボックスへの投函」や「リサイクルショップへの持ち込み」、「不用品回収業者の利用」がおすすめです。
一方「なるべく費用をかけずに処分したい」のであれば「自治体による回収」や「売却」などがベスト。手間をかけたくないのであれば「自治体による回収」や「不用品回収業者」を選びましょう。
ドライヤーを処分する際は火災リスクに注意
どの処分方法を選ぶ場合でも、注意しなければならないのは「火災リスク」。ドライヤーは高温になりやすい電化製品です。使用直後で熱が残っている状態で袋に入れると、火災につながる恐れがあります。必ず十分に冷ましてから処分しましょう。
また、コードが断線したままのドライヤーを回収ボックスに入れたり、無理に分解した状態で出したりすると、自治体や店舗で回収してもらえない場合があります。最後まで、ドライヤーの取り扱いには十分注意しましょう。
まとめ・あなたに合ったドライヤーの捨て方を選ぼう
ドライヤーの処分方法はさまざまです。「すぐに処分したいのか、費用をかけたくないのか、それとも少しでもお金に換えたいのか」など、何を重視するかによって最適な方法は異なります。
そのため、予算やタイミングを考慮しつつ、ご自身のニーズにマッチしたベストな方法を選びましょう。ドライヤーを捨てるのが面倒に感じるかもしれませんが、自分にぴったりの方法を選べば、想定以上にスムーズに処分できるはずです。
ドライヤーの処分なら不用品回収のプロ「ネコの手」におまかせください
引っ越しや大掃除などで、ドライヤーだけでなく他の家電や家具もまとめて処分したい場合は、不用品回収業者の利用が便利です。不用品回収のプロ「ネコの手」なら、専門スタッフが不用品を丁寧に回収いたします。年中無休、最短当日で回収可能です。
電話やメールだけでなく、LINEやSNSでのお問い合わせにも対応しています。お忙しい方でも、気軽にご相談ください。
大量の不用品や大きな粗大ごみがある場合でも、短時間でスムーズに回収いたします。作業前に費用について丁寧にご説明したあとは、追加費用が一切発生いたしません。
もし処分するドライヤー以外にも不用な家電や家具があれば、ぜひ「ネコの手」におまかせください。