「バイクは無料で処分できるって本当?」
「バイクを捨てる際に必要な手続きは?」
もう乗らなくなったバイクを処分したい場合、処分方法や手続きについて疑問に感じる人も多いはず。
この記事では、バイクの捨て方についてわかりやすく解説していきます。
- バイクは無料で処分できる
- バイクの種類や状態によっては買い取ってもらうことも可能
- バイクを捨てる際には「廃車手続き」が必要
まずは無料見積もり
バイクの処分方法を5つご紹介
これから紹介する5つの処分方法について、それぞれの特徴を比較表にまとめました。自分に合った方法を見つけて、スムーズにバイクの処分を進めましょう。
またバイクを捨てる際は「廃車手続き」も必要です。廃車手続きの進め方についてはこのあと「【バイクの種類別】廃車手続きの方法や必要書類は?」にて詳しく解説していきます。
名称 | 方法の概要 | 費用 | 手続き代行の有無 | メリット | 注意点 |
指定引取場所に持ち込む | 公益財団法人「自動車リサイクル促進センター」が指定する引取場所にバイクを持ち込む | リサイクル料金無料 | 無し | 無料で処分できる信頼性が高い | バイク部品のみや電動バイク・自転車などは対象外 |
廃棄二輪車取扱店に持ち込む | 廃棄二輪車取扱店にバイクを持ち込む | 回収自体は無料。運搬・手続き代行は有料 | 有料で代行 | 運搬の手間が省ける対応店舗が多い | 運搬費用がかかる場合がある、回収対象が限定されている |
バイク処分専門業者に依頼する | 処分専門業者にバイクの回収を依頼する | 無料であるケースが多い(業者によって異なる) | 業者によって異なる | 運搬費用や手続き代行費用がかからないケースもある | 悪質な業者に注意が必要 |
不用品回収業者に依頼する | 不用品回収業者にバイクの回収を依頼する | 1万円~2万円(重量やサイズにより異なる) | 基本的に自分で行う | 壊れたバイクも回収してもらえるバイクの買取を依頼できるケースもあるバイク以外の不用品もまとめて回収してもらえる | 悪質な業者に注意が必要 |
バイク買取専門業者に売却する | 買取業者にバイクを買い取ってもらう | 売却益が得られる | 廃車手続きを代行してくれる場合が多い | バイクを売却して現金化できる | バイクの種類や状態によって買取価格が変動する |
それぞれの処分方法のメリットや費用、手順を詳しく説明していきます。
指定引取場所に持ち込む
公益財団法人「自動車リサイクル促進センター」に登録されている指定引取場所に持ち込めば、無料でバイクを回収してもらえます。
拠点数は、なんと全国170か所以上。公式サイトにアクセスすれば、各都道府県ごとの拠点をチェックできます。
無料
- 無料で処分できる
- 公益財団法人が運営しているため、回収してくれる業者の信頼性が高い
「バイクの処分ってなんだか高そう……」と感じる人も多いでしょう。しかし持ち込むだけで無料で処分できるため、簡単に処分できますし経済的なメリットも大きいですね。
無料でバイクを回収してくれる、と聞くと「怪しい業者なのでは……?」と不安に感じる人もいらっしゃるでしょう。しかし国が認めた機関が運営しているため、安心してご利用いただけます。
回収対象となるのはどんなバイク?
もしバイクが壊れていても、解体されておらず自立できる状態なら回収対象です。またガソリンやオイルが入っている状態でも、バイクから漏れていなければ問題ありません。
ただし、部品のみの持ち込みはできません。そのため「余ったパーツを捨てたい」と考えている人は、別の方法で処分しましょう。
また次のようなものは回収してもらえません。
- 電動バイク
- 自転車
- サイドカー
- ATV
- バッテリーなど
ただし電動自転車は、国内4メーカー(ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキモーターズ)の製品であれば回収対象となります。またリチウムイオンバッテリーを外した「電動バイク本体」のみであれば、メーカーを問わず回収可能です。
廃棄二輪車取扱店に持ち込む
不要になったバイクを引き取り、リユースやリサイクルを行っているのが「廃棄二輪車取扱店」です。壊れて動かなくなったバイクでも、収集や運搬を行ってくれます。
持ち込み可能な店舗は「一般社団法人全国軽自動車協会連合会」のサイトから探せます。環境大臣の指定によりバイク(廃棄物)の回収が国に認められているお店を見つけられるため、信頼性も問題なさそうですね。
回収自体は無料。ただし、運搬を依頼したり、廃車手続きの代行を依頼したりする場合は数千円~1万円程度の費用がかかります。
- 運搬を任せられるため手間が省ける。
- 対応店舗が多いため処分しやすい。
バイクの運搬を依頼できるため、バイクが壊れてしまって自力でバイクを運搬できない人や、忙しくて時間がない人におすすめな処分方法です。バイクの処分拠点や買取店舗にアクセスしづらい人にとっても嬉しいですね。
注意点として、運搬を依頼すると数千円〜1万円の費用がかかります。バイクの種類やサイズによって必要な費用が変わるため、なるべくお金をかけたくない人は注意が必要です。
費用について詳しく知りたい人は、店舗に問い合わせてみましょう。
また、回収対象となるバイクが決められています。一般社団法人全国軽自動車協会連合会の専用ページから、処分しようとしているバイクが回収対象か確認できます。確認する際には、メーカーと車台番号の入力が必要です。
バイク処分専門業者に依頼する
バイク処分専門業者は、故障車や事故車の処分に特化した業者です。多くの場合、自宅までバイクを引き取りに来てくれるので、自分で運搬する手間が省けます。
基本的に無料。
- 無料で回収してくれる業者が多い
- 廃車手続きまで無料で行ってくれる業者も存在する
バイク処分専門業者を利用するメリットは、費用面と手続き面が少なく済むこと。多くの業者が無料で回収を行っており、中には運搬を任せても費用がかからないケースもあります。そのため、お金をあまりかけたくない人におすすめです。
さらに、廃車手続きまで無料で行ってくれる業者もあるので、廃車手続きが面倒に感じる人にとっても嬉しいですね。
ただし、業者選びには慎重になる必要があります。バイク専門業者は、無料で回収したバイクや部品を販売することで利益を得ているため、基本的に怪しいサービスではありません。しかし、中には何らかの理由をつけて不当に高い金額を請求したり、廃車手続きを適切に行わない悪質な業者も存在します。
業者を選ぶ際には、街を巡回している廃品回収業者や電柱に張り紙をしている回収業者などは避けましょう。また業者に関する評価や口コミを確認し、本当に信頼できる業者かどうか細かく確認するのがおすすめです。
不用品回収業者に回収してもらう
不用品回収業者に依頼すれば、壊れて動かなくなってしまったバイクや老朽化したバイクでも引き取ってもらえます。バイクだけでなく、さまざまな物品の回収を依頼できるため、まとめて処分したいものがある場合にも便利です。
1万円~2万円(重量やサイズにより異なる)。バイク以外のものもまとめて回収を依頼できます。
- もう乗れないバイクも回収してもらえる
- 業者やバイクの状態・種類によっては買い取りを依頼することも可能
- バイク以外の不用品も回収してもらえる
不用品回収業者を利用するメリットは、処分の手軽さと回収対象の幅広さです。
壊れて動かなくなったバイクでも自宅まで回収に来てもらえるため、処分にかかる手間は予約するだけで済みます。さらにバイク以外にも、大きな家具家電のように、自力で処分するのが大変な物品も運搬から回収まですべて任せられます。
バイクを処分したい人だけでなく、引っ越しや断捨離などで多くのものを一気に処分したい人にもおすすめな処分方法です。
また、業者やバイクの状態・種類によっては、買い取りを依頼することもできます。「まだ売れそう」と考えるのであれば、買取査定も行っている不用品販売業者に依頼するのがおすすめです。
例えば、不用品回収のプロ「ネコの手」は、出張査定にも対応しており、見積もりや査定にかかる費用は無料です。
しかし、不用品回収業者の中にも悪質な業者が存在します。事前に業者の信頼性を確認し、見積もりを依頼してみるのがおすすめです。具体的な金額や料金体系が明記されていない回収業者は、利用を控えておくのがよいでしょう。
また、業者によって料金が異なります。時間に余裕がある人は、複数社で見積もりを出してもらい、料金やサービス内容を比較検討してみましょう。
バイク買取専門業者に買い取ってもらう
バイク買取専門業者であれば、まだ乗れる状態のバイクをお金に換えられます。売却と同時に廃車手続きを代行してくれるケースも多いため、手続きの手間を省きたい人にもおすすめです。
売却によってお金をもらえる
- 不要なバイクをお金に換えられる
- 廃車手続きも任せられる
- 下取りしてもらうこともできる
バイク買取専門業者を利用する最大のメリットは、不要なバイクを売却して現金化できること。「まだ乗れそうなのにもったいない」「人気のバイクだから欲しがっている人の手に渡ってほしい」と考えている人におすすめです。
人気車種や状態の良いバイクであれば、想定よりも高値で買い取ってもらえる可能性もあります。
また本来、自分で廃車手続きをする場合は、平日に役所や陸運局に行かなければなりません。しかし買取業者の手続き代行サービスを利用すれば、週末に依頼するだけで手続きを済ませてもらえます。
さらに新たなバイクの購入を検討している場合は、下取りに出すことで新しいバイクの購入価格を安く抑えることも可能です。
注意点として、想定よりも査定額が低くなる場合があること、必ずしもすべてのバイクを買い取ってもらえるとは限らないことが挙げられます。バイクの状態や走行距離、カスタマイズの種類などによっては、そもそも買い取ってもらえない可能性も。
代表的なバイク買取専門業者としては、
- 高い評価と買取価格で知られる「バイクワン」
- 買取実績No.1の「バイク王」
- 評判が高く業界第2位の取引実績を誇る「バイクランド」
などが挙げられます。
春から夏にかけてはバイクを新たに購入する人が増えるため、販売価格や買取価格も高くなりやすいです。そのようなシーズンを狙って買い取りを依頼すれば、より高値で買い取ってもらいやすいでしょう。
またメンテナンス状況や外観の状態も査定額に影響するため、査定を受ける前に洗車しておくのがおすすめです。
バイクを処分する際は廃車手続きを忘れずに済ませよう
バイクを処分する際には、廃車手続きを忘れずに行いましょう。
廃車手続きをしておかないと、バイクを処分しても税金を支払うことになってしまいます。無駄な出費を避けるためにも、廃車手続きは必ず済ませておく必要があります。特に、3月までに手続きを済ませるのがおすすめです。4月1日になると新たに1年分の税金が発生し、課税後に急いで廃車手続きをしたとしても、税金は還付されません。
【バイクの種類別】廃車手続きの方法や必要書類は?
廃車手続きをするためには、必要書類を役所や陸運局に提出する必要があります。バイクの種類によって必要書類や提出先が異なるので、注意が必要です。
ここからはバイクの種類別に、廃車手続きに必要な書類や提出先をご紹介します。
その前に、廃車手続きには2種類あることをまずは把握しておきましょう。
- 永久抹消登録:バイクの使用を永久的に停止する場合に必要な手続き
- 一時抹消登録:一時的にバイクに乗らなくなった場合や中古で売る場合に必要な手続き
どちらの手続きをするかによっても必要書類が異なります。完全に処分するのであれば「永久抹消登録」、バイクを買い取ってもらう場合は「一時抹消登録」を選びましょう。
原付バイク(125cc以下)
原付バイクの廃車手続きは自治体窓口で行います。自治体で廃車手続きができるのは原付バイクのみです。
自治体窓口
- 印鑑
- 本人確認書類
- ナンバープレート
- 標識交付証明書(ナンバープレートを交付された時に受け取る書類)
- 廃車申告書(窓口またはオンラインで取得可能)
無料
軽二輪自動車(126cc~250cc)
軽二輪自動車の廃車手続きは、陸運局で行います。
陸運局
- 印鑑
- 本人確認書類
- ナンバープレート
- 標識交付証明書(ナンバープレートを交付された時に受け取る書類)
- 軽自動車届出済証
- 軽自動車届出済証返納届出書(陸運局で入手可能)
- 軽自動車届出済証返納証明書交付請求書(一時抹消登録時に必要、陸運局で入手可能)
- 手数料納付書
- 陸運局の管轄外に住んでいる人は住民票も必要
約300~500円程度
軽自動車届出済証を紛失した場合でも、印鑑と身分証明書を陸運局に持参すれば再発行できます。
小型二輪車(251cc以上)
小型二輪車の廃車手続きも、陸運局で行います。
陸運局
- 車検証
- 印鑑
- 本人確認書類
- ナンバープレート
- 標識交付証明書(ナンバープレートを交付された時に受け取る書類)
- 車検証 (軽自動車届出済証)
- 軽自動車税申告書(陸運局で入手可)
- 抹消登録申請書(OCRシート第3号様式の2のダウンロード)(陸運局で入手可)
- 手数料納付書(印紙代350円)
印紙代350円
まとめ
「バイクの処分にはお金や手間がかかりそう」と感じる人も多いかもしれませんが、実は手軽に、かつ無料で処分ができます。ご自身の忙しさや住む場所などに応じて、この記事でご紹介した方法の中から選んでみてください。
また不用品回収業者にバイク処分を依頼したい場合は、不用品回収のプロ「ネコの手」におまかせください。丁寧かつ迅速な作業で、不要になったバイクを丁寧に回収いたします。
作業前には作業内容と料金について丁寧に説明させていただき、追加での費用は発生いたしません。またバイクの種類や状態に応じて、買い取りも行っております。
年中無休で、全国どちらでも回収にお伺いいたします。気になる方は、ホームページのほか、お電話やLINEからお問い合わせください。
よくある質問
バイクのフレームやマフラーのような大型の部品は、切断すれば粗大ごみや不燃ごみとして処分できます。しかし、切断にはかなりの労力が必要となるため、現実的ではありません。
大型のバイク部品を処分する場合、以下の3つの方法がおすすめです。
- バイクパーツ買取業者に買い取ってもらう
- ネットオークションやフリマアプリで買い取ってもらう
- 不用品回収業者に回収してもらう
その他の小型のパーツについては、自治体の分別ルールに従って処分しましょう。以下の表に、部品ごとの処分例をまとめました。ただし、正確な処分方法は自治体によって異なるため、必ず自治体ごとのルールを確認してください。
部品名 | 処分方法 |
マフラー | リサイクル業者への売却、粗大ごみ、不用品回収業者に依頼 |
エンジンパーツ | 自治体のルールに従って分別し一般ごみとして捨てる、粗大ごみとして捨てる、バイクパーツ買取業者に売却する、リサイクルショップに売却する |
タイヤ | 粗大ごみ、不用品回収業者に依頼 |
バッテリー | 自治体指定のリサイクル施設や店舗に持ち込む、購入した店舗での回収 |
バイクのヘルメットの処分方法は、自治体によって異なります。自治体で決められたサイズよりもヘルメットが大きい場合は粗大ごみ、規定サイズよりも小さい場合は不燃ごみとして処分します。
ヘルメットを処分するその他の方法としては、以下のようなものがあります。
- 新たにヘルメットを購入する店舗で引き取ってもらう(店舗による)
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- フリマアプリやネットオークションに出品する
- 不用品回収業者に依頼する
- 支援団体に寄付する
自分に合った方法で、不要になったヘルメットを処分しましょう。
動かないバイクは、廃棄二輪車取扱店、バイク処分専門業者、不用品回収業者に依頼すれば処分してもらえます。回収にかかる費用は店舗によって異なりますが、一般的には以下の表の通りです。
処分方法 | 処分費用 | 運搬費用 |
---|---|---|
廃棄二輪車取扱店 | 無料~1万円 | 5,000円~2万円前後 |
バイク処分専門業者 | 基本的に無料 | 5,000円~2万円前後 |
不用品回収業者 | 1万円~2万円 | – |
あくまで参考程度ですが、おおむね1万円~2万円程度の費用がかかると考えておきましょう。
結論から言うと、バイクを無料で引き取る業者がすべて怪しいわけではありません。無料で回収を行っている引き取り業者は、回収したバイクや部品を別の場所で販売することで利益を得ています。
しかし、中には避けるべき違法業者が存在するのも事実です。違法業者に依頼してしまうと、無料と謳っておきながら高額の料金を請求されたり、回収したバイクや部品を不法投棄されたりするリスクがあります。
こうしたトラブルに巻き込まれないためにも、業者の信頼性を入念にチェックしたうえで依頼しましょう。不安な人は、公益財団法人「自動車リサイクル促進センター」から回収業者を選ぶのもおすすめです。
また不用品回収のプロ「ネコの手」は、これまで数多くのお客様から高評価のレビューを頂いております。作業前に丁寧に費用について説明させていただき、追加の費用はいただきません。
バイク買い取りの対象範囲はお店によって異なりますが、バイク王のような大手であれば、幅広いバイクの買取を行っています。
大手のバイク買取店では、国産・輸入車問わず、さまざまなメーカーのバイクが買取対象です。また壊れたバイクでも回収してもらえる可能性もあります。
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