MDはかつて主流だった音楽メディアですが、近年では使用頻度が減り、処分に困っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、MDの正しい捨て方、分別方法、そして売れる可能性について分かりやすく解説します。
MDは可燃ごみとして捨てるのが一般的
結論から言うと、MDは多くの自治体で可燃ごみとして処分できます。
ただし、自治体によって異なるため、ご自身の住んでいる地域のルールを必ず確認するようにしましょう。
自治体名+MD 捨て方と検索すれば、お住いの自治体でMDが何ゴミに分別されるのかすぐにわかります。
MDが不燃ごみに区分される自治体はある?
MDのディスク部分は主にプラスチックでできています。多くの焼却施設では、プラスチックを燃やすことができるため、可燃ごみとして扱われることが多いのです。
しかし、各自治体によってごみの処理方法は異なります。
プラスチックの燃焼設備を持っている自治体では、プラスチックを可燃ごみとして出すことができますが、プラスチックの燃焼設備がない場合には不燃ごみとして扱わざるをえません。
そのため、MDを可燃ごみとして扱う自治体が多いものの、不燃ごみとして扱われることもあるのです。
一番確実なのは、自治体に電話で問い合わせる方法です。少々面倒ですが、ごみが回収されないリスクをなくすためにも一度確認しておくと安心ですよ。
MDだけでなくMDカセットも捨てたい場合は?
MDだけでなく、MDカセットも処分したいという方も多いのではないでしょうか。MDカセットの処分方法は粗大ごみとして処分する方法が一般的です。
粗大ごみとして処分するメリットは、自治体の回収サービスを利用できることです。自分で運ぶ手間が省けるため、手軽に処分できます。
また、自治体によってはMDカセットなどの小型電子機器を回収しリサイクルに役立てている場合があります。
お近くに回収ボックス等が設置されている場合には、そちらに投函しても処分が可能です。ただし、回収品目にMDカセットが入っているかは事前に確認しましょう。
【粗大ごみの出し方】
- 自治体への申し込み: 各自治体で定められた方法で、粗大ごみの収集を申し込みます。電話やインターネットで申し込みできることが多いです。
- 収集日時の決定: 申し込み後、収集日時が決定されます。
- 指定場所への搬出: 決められた日に、自宅前の指定場所へMDカセットを出します。
MDカセットはゴミ処理場に持ち込んで処分してもOK
自治体の回収を待つ時間がない場合や、大量のMDカセットを処分したい場合は、ごみ処理場に直接持ち込むことも可能です。
ごみ処理場へ持ち込んで処分するメリットとしては、以下の2点があげられます。
- すぐに処分できる: 自治体の収集を待つ必要がないため、すぐに処分できます。
- 大量の処分も可能: 多くのMDカセットを一度に処分できます。
しかし、持ち込みの際には以下の注意点を知らないと、回収してもらえなかったり、かえって手間が増えてしまうリスクがあるため覚えておきましょう。
ごみ処理場への持ち込みの注意点
- 手数料がかかる場合がある: ごみ処理場によっては、処分手数料がかかる場合があります。
- 持ち込み時間や受付場所を確認: ごみ処理場によって、持ち込み時間や受付場所が異なります。事前に確認しましょう。
種類によっては持ち込みできない場合がある: MDカセットの種類によっては、持ち込みできない場合があります。
MDが売れるケースはどんな場合?
MDは、かつてポータブルオーディオの主流として一世を風靡しましたが、デジタル音楽プレイヤーやスマートフォンの普及により、その地位を奪われてしまいました。
しかし、いまだにMDが売れるケースがあります。その理由としては、以下のような点が挙げられます。
- 音質へのこだわり: デジタル化による音質の劣化を嫌い、アナログに近い温かみのある音質を求める人がいます。MDは、CDよりも高音質で、かつアナログの感覚に近いと評価されています。
- コレクションとしての価値: 特定のアーティストの限定盤や、生産終了となったモデルなど、コレクター向けのMDには高額な値がつくことがあります。
では、どんなMDであれば売れる可能性があるのでしょうか。売れる可能性があるMDの特徴は以下の2点です。
- 未使用のMDが複数枚ある場合
- ソニーやマクセルなど有名電機メーカーのMDの場合
未使用のMDが複数枚ある場合
未使用のMDが複数枚ある場合は、まとめ売りとして売却ができるケースがあります。
買取できるか、フリマアプリ等で売れるかどうかはメーカー、状態、商品によってことなりますが、複数枚あるほうが売れる可能性は高まります。
昔、大量に買ったMDが眠っていて捨てようと思っている方は、一度買取をしてもらえないか確認してみることをおすすめします。
ソニーやマクセルなど有名電機メーカーのMDの場合
ソニーやマクセルなど、大手電機メーカー製のMDは、一般的に高値で取引される傾向があります。特に、以下の条件を満たすMDは高価買取が期待できます。
- 未使用品: 未開封の未使用品は、中古品よりも高値で売れる可能性が高いです。
- 限定盤: 特定のアーティストとのコラボレーションモデルや、数量限定で販売されたモデルなどは、コレクターからの人気も高く、高値で取引されることがあります。
- 希少なメディア: 生産終了となったメディアや、特殊な素材で作られたメディアなどは、希少価値が高く、高額買取が期待できます。
ただし、高価といっても数千円程度であることが多いため、MDを売ったとしても大儲けは難しいことは知っておきましょう。
MDを売却して処分する方法
売れそうなMDが見つかった場合、処分しようと思っていたMDに需要があるとわかった場合には以下の方法で売れるか試してみましょう。
- リサイクルショップに持ち込む
- MD買取専門サイトに依頼する
- フリマアプリやネットオークションに出品する
早く売りたいならリサイクルショップ、時間がある程度かかってもいいから高値で処分したいなら専門サイトかフリマアプリ/ネットオークションがおすすめです。
リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップであれば即日売却が可能なため、値段はいいからすぐに処分したいという人におすすめです。
ただ、買取を断られてしまうと徒労に終わってしまうため、前もってMDの買取を行っているかどうかの確認はしておきましょう。
もし、運搬が面倒、近くにリサイクルショップがない場合には「訪問買取」をしているリサイクルショップを探すのがおすすめです。
MD買取専門サイトに依頼する
MDは買取専門サイトがあります。
【例】
MDの買取専門なので、他のリサイクルショップで売るより高値で売れる可能性があります。ただし、即日処分ができるかどうかは、業者によって異なるため注意が必要です。
フリマアプリやネットオークションに出品する
MDは限定盤であったり、コレクターから人気のある型であればフリマアプリやネットオークションでも売れる可能性があります。
出品時のコツは以下の通り。
商品の状態を正確に伝える
- 盤面の傷: 傷の有無、深さ、広がりなどを写真で分かりやすく示しましょう。再生に影響がない程度の細かい傷は「微細な傷あり」などと具体的に記載すると良いでしょう。
- ケースの状態: ケースの割れ、ヒビ、汚れなどを写真で示しましょう。
- ジャケットの状態: ジャケットの汚れ、折れ、日焼けなどを写真で示しましょう。
- 再生確認: 可能であれば、全てのディスクの再生確認を行い、その結果を記載しましょう。
魅力的な商品ページを作成する
- 高画質の写真: 商品の状態が良くわかるように、高画質の写真を複数枚掲載しましょう。
- 分かりやすい商品名: 商品名にアーティスト名、アルバムタイトル、枚数などを含め、検索されやすいようにしましょう。
- 詳細な商品説明: 商品の特徴、状態、購入時期など、購入者が知りたい情報を詳しく記載しましょう。
- レアリティの強調: レアな商品であれば、その旨をアピールしましょう。
- おまけ: ケースやブックレットなど、おまけをつけることで購入意欲を高めることができます。
価格設定
- 相場調査: 同じ商品や似たような商品がどれくらいの価格で取引されているか、相場をしっかりと調べましょう。
- 状態による調整: 商品の状態によって価格を調整しましょう。
- まとめ売り: 複数のディスクをまとめて売る場合は、単品で売るよりも安く設定することで、購入者を惹きつけやすくなります。
商品が売れた際には、MDが破損しないように梱包材とともに発送しましょう。
ただし、売れ残るといつまでも処分ができないデメリットがあることは覚えておきましょう。
いらないMDが大量にあるその他にも不用品が溜まっているなら「不用品回収」を使おう
不用品回収は、大量のMDやその他の不用品を一気に処分したい場合に便利な方法です。
しかし、MDの処分にかかる費用や、回収してもらう際の注意点など、いくつか知っておいていただきたいポイントもあります。
まずは、MDを含む不用品を処分したい場合の費用相場はどれくらいなのか確認しましょう。
不用品回収でMDを処分すると費用はいくらくらい?
MDを不用品回収に出す場合の費用は、以下の要素によって大きく変動します。
- 回収業者の料金体系: 業者によって料金体系が異なり、品目ごと、量ごと、トラックの大きさごとなど、さまざまな計算方法があります。
- MDの量: MDの枚数が多いほど費用は高くなります。
- その他の不用品の量と種類: MD以外にも回収してもらう品物の量や種類によって、費用が加算されます。
- 地域: 地域によっても料金が異なる場合があります。
一般的に、MD単体で回収する場合、高額な費用がかかることは少ないです。 しかし、大量のMDやその他の不用品と一緒に回収する場合には、それらの費用が合算されるため、総額は高くなる可能性があります。
上記を踏まえると、最低でも1万円程度かかることが多いです。
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また、費用体系も業界最安水準。必要のない費用負担がお客様にかからないよう工夫しています。
もし、MDを含めた捨てたいけど面倒で放置しているものがある場合は、一度ネコの手にご相談ください。
まとめ
今回は、MDの捨て方を解説しました。基本的にMDのみを早く処分したいのであれば「可燃/不燃ごみ」として処分し、その他に捨てるものが多い(特に粗大ごみ)場合には、不用品回収の利用がおすすめです。
大体いくらくらいかかるのか、どういう流れで回収してくれるのか気になる人はお気軽にご相談ください。