「ウォーターサーバーを処分したいけど、粗大ごみとして捨ててもいいの?」
「ボトルと本体の処分方法は違う?」
そのようなお悩みを解決するために、この記事ではウォーターサーバーの捨て方について、気をつけなければならないポイントとともに解説します。
- レンタルしたウォーターサーバーは捨ててはいけない
- ウォーターサーバーの処分方法は5つ。粗大ごみとしての処分も可能
- ボトル部分は本体と別で処分する
レンタルウォーターサーバーを処分する際は業者に回収してもらう
ウォーターサーバーの処分方法についてお伝えする前に、1点注意すべきポイントがあります。それは「購入したウォーターサーバー」と「レンタルしたウォーターサーバー」とでは、処分方法が異なる、ということ。
処分したいウォーターサーバーが購入したものではなく「レンタル」であるなら、ごみとして捨ててはいけません。レンタルしたウォーターサーバーは、ウォーターサーバーを借りている業者に回収してもらう必要があります。
もし間違えて捨ててしまったら、業者側とトラブルに発展してしまうかもしれません。多額の違約金を請求される可能性もあります。
そのため、レンタルしているウォーターサーバーを処分したい場合、まずはレンタルしている業者に連絡しましょう。自宅へ引き取りに来てもらえることもあれば、業者への発送が必要なケースもあります。
業者への発送が必要な場合は、送料についても確認しておきましょう。
レンタルしたウォーターサーバーを解約するときは最低利用期間を満たしているか必ず確認しよう
レンタルウォーターサーバーを契約する際「最低利用期間」が設定されているケースが多いです。最低利用期間が過ぎる前に解約してしまうと、違約金の支払いが必要になる可能性があります。
そのため、最低利用期間を満たしているかどうか、ウォーターサーバーを手放す前に必ず確認しましょう。
また、本体と一緒にボトルも回収するケースもあります。その場合はボトルを処分せず、家に保管しておきましょう。
もしボトルをごみとして処分する場合は、このあと「ウォーターサーバーのボトルは種類によって処分方法が異なる」で解説するように、自治体のルールに従って素材ごとに分別して捨てましょう。
購入したウォーターサーバーは捨てたり売却したりしてもOK
購入したウォーターサーバーは、レンタルウォーターサーバーのように業者に返却する義務はありません。粗大ごみとして出したり、不用品回収業者を利用したりして、適切に処分しましょう。
購入したウォーターサーバーの捨て方については、これから詳しく解説していきます。
購入したウォーターサーバーの捨て方5選
ここから、本題の「ウォーターサーバーの捨て方」について解説していきます。購入したウォーターサーバーの処分方法は、大きく分けて以下の5つです。
- 粗大ごみとして処分する
- 自治体のごみ処理場に持ち込む
それぞれ費用や手順、メリット・デメリットが異なるため、自身の状況に合った方法を選びましょう。
また、ウォーターサーバーのボトル部分の処分方法は、本体部分とは異なります。ボトル部分の処分方法について知りたい方は「ウォーターサーバーのボトルは種類によって処分方法が異なる」をご覧ください。
粗大ゴミとして処分する
ウォーターサーバーは、粗大ゴミとして処分できるケースが多いです。
ただし自治体によっては、ウォーターサーバーを粗大ゴミとして受け入れていなかったり、サイズ制限が設けられたりしている場合があります。粗大ゴミとして処分する場合は、まずは自治体のルールを確認しましょう。
引っ越しのようにタイムリミットがある場合、直前になって「ウォーターサーバーが捨てられない」と慌てるのは避けたいですね。早めに粗大ごみのルールを確認し、ウォーターサーバーを回収してもらえるかチェックしておきましょう。
粗大ゴミとして処分が可能だとわかったら、以下の手順で進めていきます。
- 自治体に連絡し、回収日時と回収場所を決める
- その後、自治体指定の粗大ゴミ処理券を購入し、ウォーターサーバーに貼り付ける
- 指定された日時に指定された場所へ運び出す
ウォーターサーバーを粗大ごみとして捨てるメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
費用が比較的安い | 手間がかかる(処理券購入、運搬) |
自治体のルールに従って適切に処分できる | 指定された日時にしか出せない |
自治体に処分を依頼できるため、トラブルが少なく確実に処分できます。必要な費用も数百円程度しかかかりません。
ただし、処理券を買ったり運搬したりする手間が必要です。また自治体から指定された日時にしか処分ができません。すぐに回収してもらえるとは限らないため、急いで処分したいと考えている人は早めに自治体へ連絡しましょう。
自治体のごみ処理場に持ち込む
粗大ごみとして回収してもらうだけでなく、ウォーターサーバーを自治体のゴミ処理場に直接持ち込む方法もあります。
一般的に、粗大ゴミとして回収してもらうよりも費用が安く済みます。ただし自分で持ち込む場合でも、事前に予約が必要であるケースが多いです。
メリット | デメリット |
---|---|
粗大ゴミより費用が安い場合がある | ウォーターサーバーを運搬する必要がある |
自治体のルールに従って処分できる | 事前の予約が必要な場合がある |
通常の粗大ごみ回収よりも、費用をさらに安く抑えたい人におすすめな処分方法です。しかし、ウォーターサーバーを処理場まで自力で運ぶ必要があります。
また、捨てる側の希望する日に処分できるとは限りません。そのため時間に余裕があるうちに予約するのがおすすめです。
リサイクルショップで売却する
まだ使用可能なウォーターサーバーであれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性もあります。ただしリサイクルショップによっては、ウォーターサーバーの買取を行っていない場合や、状態によって買取価格が大きく異なる場合があります。
買い取ってもらえる場合、店舗に持ち込むだけでなく、出張買取サービスを利用できるケースもあります。わざわざお店へ行かずに、ウォーターサーバーを処分できるかもしれません。
メリット | デメリット |
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売却益を得られる可能性がある | 買取価格が低い、または買取不可の場合もある |
資源の再利用に繋がる | 持ち込みの手間がかかる |
粗大ごみとして捨てるのとは違い、お金がかからず、むしろ利益が得られるのは嬉しいですね。
しかし、すべてのリサイクルショップで買い取ってもらえるわけではありません。リサイクルショップに持ち込む前に、買い取り対象であるか事前に問い合わせてみましょう。
フリマアプリやオークションサイトで売却する
ウォーターサーバーを売却したい場合は「メルカリ」のようなフリマアプリや、オークションサイトもおすすめです。
フリマアプリやオークションサイトなら、リサイクルショップと異なり、自分で価格を決めたり買取希望者と値段交渉したりできます。ウォーターサーバーの種類や状態によっては、リサイクルショップよりも高値で売却できるでしょう。
メリット | デメリット |
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粗大ゴミ処理費用がかからず、売却益が得られる | 手間と時間がかかる(出品、連絡、梱包、発送) |
自分の希望価格で売却できる | 個人間取引のリスクがある(トラブル、返品など) |
買い手が見つからない場合もある |
ウォーターサーバーの買取価格を自分で調整できるのは、フリマアプリやオークションサイトならではのメリットです。
しかし、商品の状態を正確に伝える写真や、説明文を用意する必要があります。また梱包・発送の手続きも行わなければなりません。手間のかかる処分方法であるため、時間に余裕があるうちに動き出しましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品業者に依頼すれば、予約するだけでほぼ処分が完了します。運び出しや回収はすべて業者に任せられるため、最も手軽なウォーターサーバーの処分方法と言えます。
メリット | デメリット |
---|---|
手間がかからない(運び出し不要) | 費用が比較的高額(数千円程度) |
最短即日で回収してくれる | 違法な業者も存在する |
処分に手間がかからない一方で、ある程度の費用もかかります。費用をなるべく抑えつつ不用品回収業者を利用したい場合は、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討するのがおすすめです。
また不用品回収業者の中には、自治体からの許可を得ていない違法業者も存在します。このあと「ウォーターサーバーの処分を不用品回収業者に依頼する際は業者選びに注意」でご紹介するように、違法な回収業者を利用すると、さまざまなトラブルに巻き込まれてしまうことも。そのため、信頼できる不用品回収業者を選べるかが重要です。
ウォーターサーバー処分にかかる費用と手間を比較
ここまで5つの方法をご紹介してきましたが「結局どの方法を選べばいいの?」と迷ってしまう人もいらっしゃるでしょう。ただ処分方法を知るだけでなく、選び方についても解説していきます。
ウォーターサーバーの処分方法を選ぶ上で重要なのは「費用と手間」です。何円まで処分費用として支払えるか、もしくはどの程度の手間ならかけられるかについて考えてみましょう。
ウォーターサーバーの捨て方ごとの費用相場を比較
まずは処分方法ごとに、必要な費用を比較してみましょう。購入したウォーターサーバーの場合は、以下のように処分方法によって費用相場が異なります。
処分方法 | 費用相場 |
---|---|
粗大ゴミとして回収してもらう | 数百円程度 |
ごみ処理場に持ち込む | 無料〜数百円程度 |
リサイクルショップで売却 | 利益が得られる |
フリマアプリ・オークションで売却 | 利益が得られる |
不用品回収業者への依頼 | 5,000円〜1万円程度 |
費用面を重視するのであれば、売却するのがおすすめです。ただし必ず売れるとは限らないため、確実かつ安く処分したいのであれば粗大ゴミとして捨てるのが良いでしょう。
一方、最も簡単にウォーターサーバーを処分できる方法は「不用品回収業者への依頼」です。
ウォーターサーバーを手軽に処分するなら不用品回収業者への依頼がおすすめ
不用品回収業者に依頼すれば、ウォーターサーバーの運び出しから回収まで、すべての作業を任せられます。 重いウォーターサーバーを自分で運ぶ必要がなく、最短即日で自宅まで回収に来てくれるため、時間と労力を大幅に節約できますね。
複数の業者に見積もりを依頼して比較検討したり、ウォーターサーバー以外の不用品もまとめて処分したりすれば、費用をより節約できる可能性があります。
ウォーターサーバーの処分を不用品回収業者に依頼する際は業者選びに注意
不用品回収業者にウォーターサーバーの処分を依頼する際は、業者選びに注意が必要。不用品回収業者のなかには、無許可で営業している違法な不用品回収業者も存在するからです。
違法業者に依頼すると、次のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
- 不当に高額な金額を請求される
- 不法投棄され、元の所有者である依頼人が責任を問われる
- 雑な作業により壁や床に傷がつく
- 高価な物品が盗まれる
- 契約が口頭のみで交わされるため、トラブルの証拠が残らない
違法業者を見分けるためには、「一般廃棄物収集運搬業」の許可を得ているか確認するのが重要です。「産業廃棄物収集運搬業」の許可だけでは、個人宅の不用品を回収することはできません。
また、見積もりを依頼し、料金体系が明確であるかチェックするのもおすすめです。可能であれば、利用者の口コミも参考にしましょう。
フロン類を使用しているウォーターサーバーを処分する際は専門業者に依頼しよう
ウォーターサーバーの中には、水を冷やすためにフロン類が使用されているものがあります。そのようなウォーターサーバーを処分する際は、注意が必要です。
フロンガスは、大気中に放出することが法律で禁止されています。そのためフロン類を使用しているウォーターサーバーは、ここまで紹介してきた方法での処分ができません。必ずフロンガスを破壊処理できる専門業者に処分を依頼する必要があります。
フロン類を使用しているかどうかは、ウォーターサーバー本体に貼られている製品シールの表記で確認できます。以下のような表記があれば、フロン類が使用されている可能性が高いです。
- フロンガス
- 冷媒ガス
- R-(数字) (例: R-12、R-134A、R-22)
- HCFC-22、CFC-12など
フロン類を使用しているウォーターサーバーの処分を依頼できる業者とは?
フロン類を含むウォーターサーバーの処分を依頼できる業者は、主に以下の3種類です。
業者の種類 | 詳細 |
設置工事の業者 | マンションや施設などに設置されたウォーターサーバーの場合、設置工事を行った業者に回収を依頼できます |
新しいウォーターサーバーの販売店 | 新しいウォーターサーバーを購入する際に、古いウォーターサーバーを回収してくれる販売店もあります |
専門の回収業者 | 「第一種フロン類充填回収業登録等通知書」を所持している専門の回収業者に依頼します |
上記の業者に依頼すれば、法令に則り、適切に処分できます。もし新たなウォーターサーバーを購入する際に、回収もついでに依頼できれば、手軽に処分できそうですね。もしフロンガス処理の専門業者に依頼する場合、一般的に5,000~10,000円程度の費用がかかります。通常の粗大ごみとして処分するよりもお金はかかってしまいますが、フロン類の処分方法は法律で定められています。必ず専門業者に依頼しましょう。
ウォーターサーバーのボトルは種類によって処分方法が異なる
ウォーターサーバーのボトル部分については、本体部分とは異なる方法で処分する必要があります。そのため本体だけでなく、ボトル部分の処分方法についても把握しておきましょう。
ウォーターサーバーに使用されるボトルの種類は、主に以下の2種類です。それぞれの捨て方の違いについても、しっかり理解しておきましょう。
ボトルの種類 | 捨て方 |
---|---|
リターナブルボトル(ガロンボトル) | メーカーによる回収 |
ワンウェイボトル(ペットボトル、ボトル) | 自治体のルールに従って分別 |
リターナブル方式(ガロンボトル)は、ウォーターサーバーのメーカーによって回収されます。そのため、間違ってボトルを捨ててしまわないよう気をつけましょう。
一方でワンウェイ方式と言われる「使い捨て」のボトルに関しては、メーカーによる回収ではなく、ごみとして処分できます。使い終わったら自治体のルールに従って処分しましょう。
例えばペットボトルタイプのワンウェイボトルであれば、キャップとラベルをボトル本体から剥がし、資源ゴミとして出す必要があるでしょう。自治体によって捨て方のルールは異なるため、事前に分別方法を確認した上で処分しましょう。
まとめ|自分に合った方法でウォーターサーバーを処分しよう
ウォーターサーバーを処分する際には、まずレンタルか購入かを確認しましょう。レンタルの場合は業者に回収を依頼します。
購入したウォーターサーバーの場合は、粗大ゴミとして処分できます。商品の状態や種類によっては、リサイクルショップやフリマアプリ・オークションサイトで売却することもできるでしょう。
なるべく手間をかけずに処分したい人は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
また、ウォーターサーバーのボトルも種類によって捨て方が異なります。事前にボトルの種類を確認し、適切な方法で処分しましょう。
ウォーターサーバーの処分なら「ネコの手」におまかせください
「ウォーターサーバーをなるべく楽に処分したい」
「ほかの不用品と一緒にまとめて処分したい」
そのようなときは、不用品回収のプロ「ネコの手」にお任せください。
「ネコの手」は、日本全国の不用品回収に対応。最短即日で、ウォーターサーバーの回収を承ります。
回収時には、作業内容についてお客様に丁寧に説明させていただきます。どの程度の費用や時間がかかるのかをきちんとお伝えし、追加で料金を請求することもございません。安心しておまかせいただけます。